オリヴィア・ワイルド、「社会の影響」に苦悩
ドラマ『The O.C.』や映画『トロン:レガシー』に出演し、2019年には映画『Booksmart(原題)』で監督として評価されたオリヴィア・ワイルドは、2014年に息子を、2016年に娘を出産した。
性別にとらわれない子育てをしているオリヴィアだけれど、家族以外からの子どもへの影響に苦悩することがあるという。
「(娘の)デイジーが生まれて、女性は信じられないくらい多くの強さを持って生まれるのに、社会が早急に女性の役割を押しつけようとする様を目撃しましたね」
オリヴィアが米InStyleのインタビューで明かしたところによると、デイジーちゃんは食後に兄の使ったお皿もキレイにしてあげようとしたことがあり、オリヴィアはそれを止めたという。またオリヴィアは過去のインタビューでも、2歳のデイジーちゃんがピンクは女の子のもので、ブルーは男の子のものといった固定概念に染まっていることに気がつき驚いたことを明かしていた。
最近でいえば、自由に自立して生きるアナとエルサが主役のディズニー映画『アナと雪の女王2』のポスターで、プリンセスたちが感情をあらわに怒っている様子であることに感激したというオリヴィア。しかし、まだまだ社会では性別によって別々の価値観が割り当てられ、子どもたちが影響されていることを残念に感じているという。
オリヴィア・ワイルド、親として
息子と娘を育てる親として、オリヴィアは社会の影響に抵抗していくと決意している。
「私の役割は、社会が子供たちに必ずしてくることに抵抗できるようなサポートをする安全地帯となることです。デイジーが自分の価値に疑問を抱くことがあったら、彼女が生まれつき持つ強さを思い出させてあげる存在になりたい」
オリヴィア自身、アメリカで女性ジャーナリストの先駆け的存在だった母親が自分をいつでもサポートしてくれたことに感謝しているという。だからこそ自分も、自身の子供たちを全力でサポートしていくという。(フロントロウ編集部)