ウィリアム王子、ヘンリー王子との絆
英国王室のウィリアム王子が、1月20日にイギリスで開催された英国とアフリカ間の投資サミットのパーティーに出席した。
アフリカ各国のリーダーたちが一堂に会した歓迎会でスピーチを行なったウィリアム王子は、その中で、なぜアフリカが王子にとって特別な場所なのかを話し始めた。そこには、ダイアナ元妃を亡くしたウィリアム王子とヘンリー王子兄弟と、父チャールズ皇太子の思い出が。
「(アフリカのケニアは)私の母が他界した後すぐに、父が弟と私を連れて行ってくれた場所なんです」
2人の王子の母ダイアナ元妃は、ウィリアム王子が15歳、そしてヘンリー王子が12歳の時に36歳の若さで交通事故により死去。ウィリアム王子もヘンリー王子も、幼い時に母を亡くした苦しみについてたびたび語っている。
悲しみに暮れる王子と、父チャールズ皇太子は、その頃にケニアを訪れたという。
そんなこともあってか、今ではヘンリー王子はアフリカを第2の故郷と呼ぶほど。2019年9月にはダイアナ元妃が歩いたアンゴラの地雷原を、母を思い出すかのように歩いたヘンリー王子。
ちなみに、ウィリアム王子がそんな思い出を明かしたこのサミットは、ヘンリー王子が行なった最後の公務でもある。ウィリアム王子がこの発言をした夜の時間帯には、ヘンリー王子はすでに英国を後にし、カナダへ向かっていたけれど、ウィリアム王子はヘンリー王子との間にあるゆるぎない兄弟の絆を垣間見せた。(フロントロウ編集部)