メイクで悪化するってホント?
米ニキビケアのオンラインサービス「キュロロジー(Curology)」の創業者で皮膚科医のデヴィッド・ローチャー医師は、「ほとんどの化粧品が、ニキビの直接的な原因にはならない。しかし、特定の成分が毛穴を詰まらせたり、誤った使い方をしたりするとニキビの原因となる細菌の増殖を促すことはある」と米メディアWomen's Healthでコメント。

そのため、もしノンコメドジェニックなどの低刺激なコスメを使っていてもニキビが気になる場合は、コスメの使い方が原因になっているのかも。
人気セレブのセレーナ・ゴメスなどを長年担当するメイクアップアーティストのメリッサ・マーディックが、ニキビを悪化させるメイクの「NG習慣」と「正しいコスメの使い方」を自身のWebサイトThe Pretty Fixでアドバイスした。
NG習慣1.メイクスポンジを使う
いまやベースメイクに欠かせないアイテムとなっている「メイクスポンジ」だけれど、メリッサいわく肌荒れを起こしている場合は、避けるのが吉。

というのも、メイクスポンジはとにかく汚れやすいから。メリッサは、「(メイクスポンジは)ファンデーションやコンシーラーを吸収しやすく、スポンジの奥までキレイにするのは難しい」と話し、どうしてもバクテリアが繁殖しやすいため、ニキビがある場合は使わないのが一番だという。
その代わりメリッサがオススメしているのが、洗いやすくて衛生的な「メイクブラシ」。ファンデーションの効果的な塗り方については、「手の甲にファンデーションを出してブラシで伸ばしたら、顔の上でブラシを素早く動かして薄くファンデーションを塗って」とアドバイス。

ファンデーションのポイントは、ニキビが“透けて見える”ぐらい薄づきに仕上げること。「ニキビの周りにある健康的な肌まで隠す必要はないからね。あとでコンシーラーでカバーすれば大丈夫」と話している。
NG習慣2.コンシーラーを直塗りする
肌荒れを起こしている時にもうひとつ気をつけたいのが、コンシーラーの直塗り。
普段はとくに問題ないけれど、肌荒れやニキビがある場所に直接つけてしまうと、ニキビの元となる細菌がアプリケーターに付着し、ボトルに戻した際に中で細菌が増殖する恐れがあるとメリッサは言う。

そうなると、次にコンシーラーを使用した際に、再び肌荒れを起こす引き金になる場合があるため、使う際はなるべくキレイな手の甲につけ、小さめのメイクブラシでつけるのが最適なのだそう。
塗り方については、ブラシを使ってトントンと点描を描くように優しく叩きこむのがコツ。そうすることでコンシーラーのカバー力を引き出しつつ、周りの肌に自然になじませることが出来るという。
トラブルを起こしている肌はとにかく敏感だから、メイクをする際はできる限り優しく、丁寧に行なうことが鉄則。プロのアドバイスを参考に上手にカバーしてみて。(フロントロウ編集部)