4つの「脂肪タイプ」を知ってダイエットの効率アップ
ダイエットを始めたけれど、うまく効果が出せずに結局挫折してしまったという経験は誰にでもあるもの。そんなダイエットでありがちな失敗を防ぐには、脂肪のタイプを知っておくといいという。
ニュージャージー州の医師であるミッチェル・チェシン医師は、「どのタイプの脂肪を落としたいのかによって、ダイエットのプランを変える必要がある」と米メディアByrdieにコメント。実際に落としたい脂肪タイプに合ったダイエットを選ぶことで、より早く成果を得られるだけではなく、それを維持することも簡単になるという。
そこで、4つの「脂肪のタイプ」に合わせたダイエットをご紹介。
ぷにぷに脂肪タイプ
ぷにぷに脂肪とは、柔らかくて揺れやすいタイプの脂肪のことで、お腹や二の腕、お尻、腰まわりなどにつきやすいのが特徴。「皮下脂肪」と表現されることも多く、ホルモンの関係でとくに女性はこの脂肪が蓄積しやすいそう。
ぷにぷに脂肪タイプに合った運動について、フィットネス専門家のブルック・アルパートによると「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」がオススメだそう。「HIIT」は酸素運動と有酸素運動を交互に取り入れるエクササイズで、とにかく脂肪燃焼効果が高い運動。
また、このタイプの脂肪を落とすには、砂糖の消費を減らす必要があり、とくにソーダやジュースなどに含まれる液体状の砂糖を控えることが効果的だそう。
かため脂肪タイプ
触ったときにつまめないことはないが揺れるほどではなく、いわゆる皮下脂肪よりも硬いのが特徴。ブラジャーをしたときに上に乗ってしまう背中の脂肪などがこのタイプに近いそう。この脂肪は、普段燃やされる順番が最後になるため落ちにくいという。
かため脂肪タイプの場合は、脂肪を減らしながら筋肉を増やすことが効果的だそう。ブルックによると、簡単な筋トレでもOKなので持続して行なうことが重要だという。
食事で気をつけるべき点は、加工食品をできる限り減らすことでダイエットの効率がアップするそう。
内臓脂肪タイプ
内臓脂肪は、内臓の周りについた脂肪のことで、ほかのタイプと違い筋肉よりも内側にあるのが特徴。
この脂肪を落とすカギは、ライフスタイルの改善。たとえば、より多くの睡眠をとることで内臓脂肪の減少につながるという。ほかにも運動不足や食生活の乱れなど、悪い生活習慣は改善することが重要。
内臓脂肪タイプは、適度に糖質を制限する「ロカボダイエット」がオススメだという。また、緑茶などに含まれる「抗酸化物質」を取り入れることも効果的。
セルライトタイプ
セルライトは太ももやお尻にできるデコボコのことで、ホルモンや遺伝により、誰でも自然にできるもの。
セルライトは、代謝が悪化し毒素や老廃物が溜まることも要因になるため、改善するにはデトックスを促してくれる有酸素運動がオススメ。
また肌をなめらかにするために、コラーゲンの生成を促す効果のあるビタミンCを多く含む食事を心がけると良いという。
気になるパーツの脂肪タイプを知って、効率的なダイエットを始めてみては。(フロントロウ編集部)