『007』仕様のケーキににっこり
シリーズ25作目となる最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもって、過去5作にわたり演じてきた主人公のジェームズ・ボンド役を卒業するダニエル・クレイグ。
6代目ジェームズ・ボンドに抜擢された当初は、初の金髪のボンドとあり、歴代のボンドとは大きくイメージが異なることから、ダニエルの起用に対して批判の声もあったが、2006年に公開されたシリーズ主演第1作目『007 カジノ・ロワイヤル』で、原作のボンドのイメージに限りなく近い、“寡黙でタフなボンド”を演じきり、シリーズファンをすっかり虜にしただけでなく、シリーズ初の英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たした。
その後、すっかりボンド役を自分のものにし、世界中の観客たちを魅了してきたダニエルは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で行なわれた、自身にとっても思い出深い『007 カジノ・ロワイヤル』の特別上映会に参加。ステージ上でのディスカッションの最中に、嬉しいサプライズに見舞われた。
上映会が行なわれた前日の3月2日に52歳の誕生日を迎えたダニエルを祝福するため、主催者たちはバースデーケーキを用意。
登場したのは、ボンドの代名詞でもある「タキシード」を象った蝶ネクタイ付きのケーキだった。
そのあまりの可愛らしい見た目に、ダニエルも思わず頬をゆるめ、観客たちの祝福を受けながら、嬉しそうにケーキに立てられたキャンドルを吹き消していた。
ちなみに、ダニエルと対談を行なったMoMAの映画部門のチーフキュレーター、ラジェンドラ・ロイがインスタグラムで公開した写真には、ケーキの全貌がはっきりと分かる1枚も。
ケーキの上部には、『007』シリーズのおなじみのロゴが入っているという、粋なデザインとなっていた。(写真2枚目参照)。
日本では当初4月10日に公開を予定していた最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、世界で猛威をふるう新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ファンたちからプレミアや公開日を延期して欲しいとの声が殺到。
配給元のユニバーサル・ピクチャーズはプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリーとの協議の結果、同作の公開を7カ月後ろ倒して、11月とすることを決断した。(フロントロウ編集部)