仕事や勉強で、毎日気づけばやっている「座りっぱなし」。じつはこの座り続けるという行為は、専門家いわくダイエットで思わぬ落とし穴になる可能性があるという。(フロントロウ編集部)

座りっぱなしで起こる作用とは?

 長時間座りっぱなしでいるのは運動不足だし、健康に良くないことは多くの人が分かっているけれど、この「座りっぱなし」にはダイエットの足を引っ張るれっきとした理由があるという。

画像1: 座りっぱなしで起こる作用とは?

 「座りっぱなし」について研究を行ったのは、アメリカのミズーリ大学のコロンビア校。この研究によると、ほんの数時間座っているだけで「リパーゼ」と呼ばれる脂肪分解酵素の生成が停止することが分かったという。

 このリパーゼはダイエットサプリなどでも注目されるもので、脂肪を脂肪酸に分解する消化酵素。リパーゼが機能することで脂肪を燃焼しやすくし、溜まった内臓脂肪や皮下脂肪を減少させるなどの働きがあるため、ダイエットには欠かせないもの。

画像2: 座りっぱなしで起こる作用とは?

 そのリパーゼの生成が座りっぱなしでいることによって停止されるため、ダイエットのために脂肪を燃やそうとせっかくエクササイズを頑張っても、脂肪燃焼の足を引っ張ってしまうという。

トレーナーが教える「座りぱなし」の解消法

 そんな座りっぱなしは、どのように解消したらいいのか? パーソナルトレーナー兼管理栄養士のアンナ・リサ・フィンガー氏はその解消法について、「1時間のうちたった2分だけでも歩くようにして」と米メディアShapeでコメント。もし毎時間行なうことが難しい場合は、お昼の時間に10分間歩くだけでも良いというから、意外とハードルは低そう。

画像1: トレーナーが教える「座りぱなし」の解消法

 前述のミズーリ大学の研究でも、1時間に1回でも立ち上がって身体を伸ばすことで、代謝が約13%向上するということが発見されたという。歩けない場合はせめて立ち上がるだけでも心がけたいところ。

 ただ、座りっぱなしは「気がついたら何時間も経っていた」というのがお決まり。フィンガー氏はその予防法として、デスクワークの場合は1時間に1度通知がくるようにパソコンにタイマーを設定したり、スマートウォッチを活用するのがオススメだそう。

画像2: トレーナーが教える「座りぱなし」の解消法

 思いがけない、ダイエットの落とし穴の「座りっぱなし」。ちょっとした心がけで解消できるので、今日からさっそく見直してみて。(フロントロウ編集部)

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