米経済紙Forbesが2020年版の世界の大富豪番付を発表し、リアリティスターで実業家のカイリー・ジェンナーが2年連続で最年少の億万長者となった。(フロントロウ編集部)

カイリー・ジェンナーが2年連続で最年少の億万長者

 今やリアリティスターではなく、やり手実業家としてその名を世界に轟かせるカイリー・ジェンナー。カイリーは弱冠18歳にして自身のコスメブランド、カイリー・コスメティクス(KylieCosmetics)を設立。最初はブランドの代名詞であるリップのみの販売だけだったけれど、アイシャドウ、コンシーラー、アイブロウ製品など年々アイテムを増やしそのどれもが大ヒット。

 2019年は、カイリー・コスメティクスの姉妹ブランドであるスキンケア製品を専門に扱うカイリー・スキン(Kylie Skin)をスタート。フェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグが保持していた23歳という記録を破り、21歳にして「史上最年少でビリオネアとなった人物」となったと米Forbes誌が発表した。

「最も稼いだアメリカの女性起業家60人」を特集したForbes誌でソロ表紙を飾ったカイリー。

 そして先日、米経済誌Forbesが2020年版の世界の大富豪番付を発表。1位は1,130億ドル(約12兆3,000億円)の資産を持つAmazonの最高経営者ジェフ・ベゾスで、3年連続で1位をキープ。2位は980億ドル(約10兆6,000億円)でマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ。3位はLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループCEOであるベルナール・アルノーがランクインするなか、カイリーは2年連続で最年少の億万長者の地位をキープした。

 カイリーは2019年にカイリー・コスメティクスの株式の過半数となる51%の6億ドル(約650億円)を世界最大手の美容系複合企業の1つであるコティ社に売却しており、一世一代の勝負に出たことも記憶に新しい。

 現在は新型コロナウイルスの影響を受け、カイリー・コスメティクスは商品を管理する配送センターもしばらく閉鎖中。しかし、カイリーは約1億円を寄付し、さらに母親でマネージャーであるクリス・ジェンナーや、コティ社と協力して消毒ジェルを作り、南カリフォルニアの病院に寄付するなど、積極的にこの緊急事態のなか助けの手を差し伸べている

 ちなみに2020年版の世界の大富豪番付にランクインした30代以下のセレブはカイリーを含めた10名。そのなかでもカイリーは、モデルのミランダ・カーの夫でスナップチャットの創設者であるエヴァン・スピーゲル、オンライン決済企業ストライプの共同創設者ジョン・コリソンの3名は親の援助なしで一代で財をなした人物として掲載されている。(フロントロウ編集部)

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