ロブ・カーダシアンとブラック・チャイナのドロ沼
カーダシアン家の末っ子であるロブ・カーダシアンは、2016年1月にブラック・チャイナと交際を開始。約10週間後の4月には婚約したけれど、同年12月に破局した。2人の間には、2016年11月に娘が誕生している。カーダシアン家に密着するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』のスピンオフ番組として、ロブとブラック・チャイナに密着する『Rob & Chyna(原題)』も制作されたけれど、7エピソードだけで終了に。そして、さらに事態は悪化の一途をたどった。
2017年7月に、ロブがブラック・チャイナのヌード写真をインスタグラムに投稿するリベンジポルノを行なうという事件が発生。これによってロブのアカウントはインスタグラム側に閉鎖され、裁判所はブラック・チャイナに、ロブに対する接近禁止命令を認めた。しかしその数ヵ月後の2017年9月に、今度はロブが、ブラック・チャイナに暴力をふるわれたとする裁判を起こした。
ロブは彼女に殴られ、iPhoneの充電ケーブルで首を絞められたと主張。さらに、当時2人が住んでいた家のドアや壁などを壊し、1,100万円程度の被害が出たとした。ロブは、彼女がアルコールとドラッグを使用していたとも主張している。
ロブ・カーダシアンが新しい資料を提出
そんななか、ロブが新たな資料を裁判所に提出した。そこでロブが新たに主張したのは、ブラック・チャイナがロブに銃を向けたというもの。
当初の資料では、彼女が銃を持っていたことには触れていたものの、それで何かをしたという記述はなかった。しかし、米Us Weeklyが入手した今回提出された資料では、「ブラック・チャイナはロブの頭に銃を向け、彼を殺すと脅した」と記されている。
また、当日の様子もさらに詳細に記述され、それによると、銃で脅したあとに充電ケーブルで首を絞められたロブは、どうにか逃げて寝室へ逃げ込みドアをロックしたという。しかし彼女はドアを破壊し、ロブを手で殴ったり、メタル製のポールで何度も殴ったりし、その際に電話やテレビ、壁が破壊されたそう。ロブは母クリス・ジェンナーに連絡し、クリスのコーリー・ギャンブルがロブの元へ。そこでコーリーがブラック・チャイナを抑えている間に、ロブは家から逃げたという。
ブラック・チャイナ側は全面否定
しかしロブのこの新しい主張に対し、ブラックの弁護士であるリン・シアニ氏は「当時、暴力的な行為は一切なかった」と、全面否定している。当時2人は、『Rob & Chyna』シーズン2の撮影にゴーサインが出たことを祝っていたと主張するシアニ氏は、こう続けた。
「当時の騒々しいお祝い中には、ブラックが婚約者であったロブのシャツを破き、彼の胸に指を這わせていました。“暴行と犯罪”と言うにはほど遠く、その代わりにロブは宣誓で、女性に引っ掻かれることは『男の最大の願いの1つだ』と認めています。ロブはそのほかにも、彼の命が脅かされたことはなく、ブラックがロブの装填されていない銃を持って遊んでいたことは、じつは『面白かった』と認めてもいます」
このことから、2年経った今、ロブがこのような主張をしてきたことは、ただのウソだとしている。ちなみにブラックは、『Rob & Chyna』が打ち切りになったのはカーダシアン家の責任だとして、ロブの母クリスと姉キム・カーダシアンを相手どって裁判を起こしている。(フロントロウ編集部)