セレーナ・ゴメスが過去に抱えていた問題とは?
約4年ぶりのニューアルバム『レア(Rare)』のデラックス盤を4月9日にリリースしたシンガーのセレーナ・ゴメスが、自身が表紙を飾った米Interviewの最新号で人気コメディ女優のエイミー・シューマーと対談形式のインタビューを行なった。
ご存じの方も多いと思うが、セレーナは2015年に全身性エリテマトーデスと診断され、2017年にその合併症によるトラブルから腎臓移植を受けた。さらに、それから約1年後の2018年10月、体調の悪化による不安から情緒不安定な状態が続いたため精神療養施設に入所したセレーナは、施設を出たあとも体調のことを考えてしばらくのあいだ芸能活動を休止していた。
今回のインタビューで、エイミーから「みんなあなたのことを心配してた。私もあなたのことが心配だった。私たちはまだあなたのことを心配するべき?」と直球の質問をぶつけられたセレーナは、「もう心配ない」と否定すると、続けてこう語った。
「これまでに何度か大変な時期を過ごした。私がそれを好んでいたかどうかは別として、そういった出来事を経験したことによって、自分の意思に反して私の人生が(他人によって)描かれてしまった。それは私にとってとてもコワいことだった。仕事に影響を与えるんじゃないかって。
プライベートでの出来事が仕事に影響を与えるのが嫌だった。今よりもっと若い時のことだけど、私の手には負えない状態になっていた。私の弱い部分や、私が問題を抱えていることを人々に見せることになってしまった。一部の人たちは他人のことを持ち上げるだけ持ち上げて、何かあるとすぐにそこから引きずり下ろそうとする」
セレーナが言う“今よりもっと若い時”とは、恐らくシンガーのジャスティン・ビーバーと付き合っていた頃のこと。セレーナとジャスティンはお互いに10代だった頃から、約9年間にわたってくっついたり離れたりを繰り返していた仲で、2018年7月にジャスティンがモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)との婚約を発表するほんの数ヵ月前まで交際していた。
これまで数多くのスターを輩出してきたディズニー・チャンネル出身で、10代の頃から優等生キャラを貫いてきたセレーナが、プライベートな話題でニュースになることがあるとしたら、ほとんどジャスティンとの交際に関するもので、当時から現在に至るまでそのすべてが事細かに報じられてきた。そのなかには真実もあれば、もちろん嘘もあり、セレーナなりに苦しんでいたことを明らかに。
ちなみに、そういったことをすべて乗り越えて、良い意味で過去を忘れたセレーナは、「前に色々と問題を抱えていたことは事実だし、それについてみんなが心配してくれるのは親切だと思ってる。でももう大丈夫。自分の問題には自分で向き合うから」と同インタビューで語っている。(フロントロウ編集部)