ハイライトは、簡単に使えるのに肌をツヤっぽく仕上げて差をつけてくれるアイテム。しかしそれだけで終わらないのがハイライトのポテンシャルの高さ。顔型に合った入れ方をすると小顔も叶えてくれるという。プロが明かしたそれぞれの顔型に合ったハイライトの入れ方とは? (フロントロウ編集部)

ハイライトで小顔に見せるカギは「顔型」

 ハイライトを使った小顔メイクといえば、シェーディングと組み合わせて顔の陰影をつけるテクニックが有名だけれど、入れる場所にこだわればハイライトだけでも小顔に見せることができるという。でも誰もが同じところに入れればいいというわけではないよう。

画像: ハイライトで小顔に見せるカギは「顔型」

 そこでカギとなるのが、丸顔だったり面長だったりと人によって異なる顔の形。プロのアーティストたちによると、小顔に見せるためのハイライトの入れ方は顔の形によって「入れるべき場所」と「入れるべきでない場所」が異なるという。

 メイクのプロたちが実践する顔型別のハイライトの入れ方をご紹介。

面長タイプ:おでことあごには入れない

 顔が細く長めの面長タイプの輪郭には、ハイライトを使って顔の縦幅を小さく見せながら横幅を広げて見せるテクニックがオススメ。

画像: 面長タイプ:おでことあごには入れない

 海外の大人気コスメ専門店「セフォラ(Sephora)」で活動するメイクアップ・アーティストのクリス・サムズは、「面長の顔をバランスよく見せるには、おでことあごにハイライトを入れるのは避けたほうがいい」と米メディアByrdieでコメント。顔の中心軸にあり、顔の上下にあたるおでことあごにハイライトを入れてしまうと、顔の細長さが強調されるそう。

 逆に、小顔に見せるために入れるべき箇所が、頬骨からこめかみにかけてと眉下の2箇所。クリスによると、顔の左右の端にあたる頬骨からこめかみに横向きに入れると横幅を広く見せてバランスが良くなるという。

四角型タイプ:「C」の形に入れる

 直線的なラインが多い四角型の輪郭に対してプロが実践しているのが、柔らかいラインに見せるハイライトの入れ方。

画像: 四角型タイプ:「C」の形に入れる

 クリスと同じくセフォラのメイクアップ・アーティストのジュリー・テイングは、「頬の高い部分からアイホールの目尻側にかけたCゾーンにハイライトを入れるようにして」とアドバイス。

 頬や眉毛の下にそれぞれ入れるのではなく、ワンストロークで丸くCを描くようにハイライトを入れることで輪郭のシャープさをカバーして柔らかいラインに見せる効果がある。四角型タイプの顔型の人はぜひ試してみて。

丸顔タイプ:こめかみには入れない

 メイクのプロによると、ふんわりとした丸顔タイプにはハイライトで少しエッジを加えるテクニックがオススメだという。

画像: 丸顔タイプ:こめかみには入れない

 LAを拠点とするメイクアップアーティストのヘレン・フィリップスは、おでこ、鼻筋、頬の高い部分、上唇の山部分、眉下、あごに入れて骨格を強調するようにしているそう。反対に唯一入れないほうがよいのが、こめかみ周辺。丸顔タイプは横のラインを強調するのがNGだそうで、こめかみまで伸ばさず頬の高い部分だけにハイライトを入れるようにして。

卵型タイプ:どこに入れても◎

 ハイライトを入れるうえで最もバランスがよいとされているのが、この卵型。

 シンガーのリアーナが手がけるコスメブランド「フェンティ ビューティー」のグローバルメイクアップアーティストのヘクター・エスピナルは、「顔の高いポイントにはどこに入れてもOKで、さらにこめかみにも入れるとよりバランスをよく小顔に見せることができる」と話した。

 卵型の輪郭の人は、おでこ、鼻筋、頬の高い部分、上唇の山部分、眉の下、あご、こめかみの計7箇所に入れて顔の陰影を強調することで、バランスよく顔を小さく見せることができる。

画像: 卵型タイプ:どこに入れても◎

 ほかにもヘクターがハイライトを使うときにこだわっているポイントというのが、扇型のブラシを使うこと。ファンブラシとも呼ばれる扇型のものを使うと、ふんわりと粉をのせることができるそう。ちなみにハイライトをのせたあとには、大きめのスポンジでポンポンと叩くとファンデーションとしっかりなじませることができてオススメ

 それぞれの顔の形に沿って「入れる場所」と「入れない場所」を巧みに分けるハイライトのテクニック。プロのこだわりのメイク方法をぜひ取り入れてみて。(フロントロウ編集部)

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