俳優のマット・デイモンが離れて隔離生活を送っている21歳の長女が新型コロナウイルス(Covid-19)に感染していたことを公表。長女はすでに回復しているという。(フロントロウ編集部)

マット・デイモン長女が新型コロナウイルスに感染→回復

 映画『ボーン・アイデンティティー』を第1作目とする“ボーンシリーズ”や、第92回アカデミー賞で2冠を獲得した映画『フォード vsフェラーリ』で知られる俳優のマット・デイモンは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための隔離生活をアメリカ国内にある自宅ではなく、映画撮影のために滞在していたアイルランドにある人口8000人ほどの小さな海沿いの町ダルキーで送っている。

 現地での生活が2ヵ月を過ぎ、ロケ地であるダルキーに同伴した妻ルシアナと次女のイザベラ(13)、三女のジア(11)、四女のステラ(9)とともに、現地の暮らしに馴染みはじめているというマットが、アイルランドの首都ダブリンのラジオ番組SPIN 1038にビデオ通話により出演。

 そのなかで、じつは、ニューヨークのカレッジに在籍し、親元を離れて暮らしている長女のアレクシア(21)が、ルームメイトともども新型コロナウイルスに感染していたという事実を告白した。

「長女はカレッジに通ってる。もちろん、今は休校中だけど、彼女はニューヨーク市内にいる。今よりだいぶ前だけど、彼女はルームメイトたちと一緒に新型コロナウイルスに感染したんだ。幸い、無事に回復しけどね」。


5月末には長女と再会予定

 マットはアレクシアの当時の病状などについては詳しく語らなかったが、5月末に再会できる予定だそう。

 アレクシアが暮らすニューヨークはアメリカ国内でも最も感染者が多く、中国、イタリアに続き、新型コロナウイルスの“第3の震源地”とも呼ばれる場所。両親であるマットと妻のルシアナも、そしてアレクシアの妹たちも、家族と離れて病気と闘ったアレクシアのことが心配でたまらなかっただろう。

画像: マットと妻のルシアナ。

マットと妻のルシアナ。

 マットは、ほかの家族に関しては、「とりあえず、みんな元気にしているよ。もちろん、妻の母や僕の母とか高齢の世代にとっては不安が続いてる」と報告。さらに、「今はみんな、事の重大さを理解したんじゃないかな。みんな自主隔離や社会的距離の確保に努めているし、手洗いだってきちんとやって、この苦境を和らげるためにできることは全部やっているはずだ。でも、恐ろしいよね、とくに僕たちの両親の世代にとっては」と、現在は、多くの人々がウイルスが引き起こす病の深刻さを理解し、良い意味で“コロナ慣れ”する一方で、お年寄りについては、やはり予断を許さない状況が続いていると彼なりの分析を口にした。

 マットは、ストーリー展開や設定が、新型コロナウイルスの蔓延により引き起こされた状況とそっくりなことから、まるで今回のパンデミックの襲来を予言していたようだと再注目されている2013年の映画『コンテイジョン』に出演。

画像: 映画『コンテイジョン』の場面写真。©WARNER BROS. PICTURES/ Album/Newscom

映画『コンテイジョン』の場面写真。©WARNER BROS. PICTURES/ Album/Newscom

 新型コロナウイルスの世界的蔓延の序盤には、米コロンビア大学公衆衛生大学からの依頼により、『コンテイジョン』の共演者たちとともに、新型コロナウイルスに関する正しい知識や脅威を解説するための動画にリモート出演して、人々に注意を促していた。


自宅ではない隔離先での生活の様子は?

 滞在先であるダルキーでの生活については、「僕が訪れたなかでも一番美しい場所の1つ。もちろん、今世界中で起こっていることは過酷だけど、僕の家族に関しては、タイミングが良かったと思っている」と明かしたマット。

 もともと、子供たちを撮影に同伴することで、2ヵ月ほど学校を休ませる予定だったことから、現地で自宅学習をサポートしてくれる先生を雇っていたことを明かし、「アメリカでは休校になって、みんながリモート学習をしているときに、うちの子たちは、人間の先生に勉強を教えてもらえているという幸運に罪悪感を感じている」とも語った。

画像: 2019年2月に訪れたオーストラリア・バイロンベイのビーチで娘たちの写真を撮影するマット。かなり子煩悩なことで知られるだけに、長女の新型コロナウイルス感染は、さぞ心配だっただろう。

2019年2月に訪れたオーストラリア・バイロンベイのビーチで娘たちの写真を撮影するマット。かなり子煩悩なことで知られるだけに、長女の新型コロナウイルス感染は、さぞ心配だっただろう。

 マットは映画『The Last Duel(原題)』の撮影の約半分をフランスで終えた後、残りの撮影を行なうためにアイルランド入り。しかし、その直後に新型コロナウイルスの影響で撮影が中止となってしまい、そのまま現地に残ることに決めたという。(フロントロウ編集部) 

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