リタ・オラが新型コロナウイルス患者の治療にあたっている母親を心配する気持ちを告白。コロナ後の世の中に対する希望についても語った。(フロントロウ編集部)

新型コロナ患者の治療にあたるリタの母

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が止まらないなか、シンガーのリタ・オラが英ラジオ局Heart radioの番組に出演。自主隔離生活や、医者として最前線で新型コロナウイルス患者の治療にあたっている母親について語った。

 先月、元々医者であった母親のヴェラが現場に復帰したことを報告していたリタ。当初はイギリスの国民健康サービス(NHS)で精神科医として勤務していたというヴェラだけれど、リタによれば、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現在は新型コロナウイルスの患者の治療にもあたっているという。

 現場の医療スタッフを支援するために自らもNHSのボランティアに登録しているリタは、新型コロナウイルス治療の最前線で毎日働いている母親について、「母親とは毎日連絡してる。1日に2回は連絡してるかも。今もずっと不安だし、心がつらい。母親のことはずっと心配だけど、母親を止めることはできないから」と、不安に思っている気持ちを告白。

 「母親はすごくポジティブでね。こんな状況の中でも、元気をくれるような人なの」と、母親が前向きな気持ちで治療にあたっているとした上で、「母親はこれが自分の義務だと思って、責任を感じているみたい」とリタ。「毎日母親が誰かの命を救うために出かけて行くのを見るのは、すごく勇気が出る」と、日々新型コロナウイルスの治療にあたっている母親を称えた。

画像: 新型コロナ患者の治療にあたるリタの母

新型コロナウイルスが与える影響について

 新型コロナウイルスの影響で世界的に外出が制限され、移動ができなくなったわけだけれど、自主隔離生活を送っているリタは、むしろ家に留まれていることを嬉しく思っているそう。現在の状況について、「今は何のプレッシャーも感じてない。奇妙なことに、自分勝手かもしれないけど、移動ができないことに納得しているの」とリタ。

 「ここにいられることを嬉しく思っているし、今ある唯一の心配は、家族が無事かどうかっていうこと。今は世界中を移動する必要がないことに本当に感謝してる」と、家族の健康を確認できる環境にいられることに感謝していると語った。

画像: 新型コロナウイルスが与える影響について

また、リタは新型コロナウイルスの流行が世の中にもたらしたポジティブな側面についても考えているそう。「今のほうがあらゆることに感謝するようになった」と、自身の内面に起きた変化を明かした上で、「全員で同じボートに乗っているような感じだし、こういう状況になったことで、人生で本当に大切なことが何か分かる」とリタ。

 彼女は“コロナ後”の世の中に対する希望も持っているとして、「この状況が落ち着いたら、優しさが溢れる世界になるような気がする。人生の大切さを知って、物事を違って見られるような世の中になってほしい」と、収束後には“優しい世の中”になっていてほしいと語った。(フロントロウ編集部)

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