クリッシー・テイゲンが保釈金を寄付
歯に衣着せぬ物言いで、テレビのトーク番組などにもコメンテーターとして出演しているモデルのクリッシー・テイゲンといえば、ドナルド・トランプ政権の反対派ということで知られているセレブ。トランプ大統領が物議を醸すような発言をするたびに、幾度となく嫌味ツイートを送り、ブロックされてしまうものの、そんなことは関係なく、つい最近も新型コロナウイルスの検査に不服を申し立てたトランプ大統領を批判するなど相変わらずな姿勢を貫いている。
そして今回、トランプ大統領が、ジョージ・フロイドが白人警察によって殺されたことを抗議するためにホワイトハウスの前に集まった人々について、「プロによって集められたホワイトハウスの前にいた抗議者は、ジョージ・フロイドとはほとんど関係がない者ばかりだった。彼らは問題を起こすためにそこにいたんだ。シークレットサービスが彼らを簡単に処理した。今夜ホワイトハウスではMAGA(Make America Great Againの頭文字)ナイトとなったと理解した」とツイート。
The professionally managed so-called “protesters” at the White House had little to do with the memory of George Floyd. They were just there to cause trouble. The @SecretService handled them easily. Tonight, I understand, is MAGA NIGHT AT THE WHITE HOUSE???
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 30, 2020
トランプ大統領は以前から、国民によるデモ隊の一部を「メディアに先導されたプロの活動家たち」と呼んで“国民の声”として受け入れることを拒否する姿勢をたびたび見せてきたけれど、今回も同じ発言をしてホワイトハウス前のデモ活動の意義を疑問視した。
そのツイートを見たクリッシーはいてもたってもいられず、「なんだかよくわからないMAGAナイトをお祝いして、全国の抗議者の救済のために10万ドル(約1,100万円)を寄付することに決めました」と自身のツイッターで逮捕されている抗議者のために寄付を行なうことを発表。
In celebration of whatever the fuck maga night is, I am committed to donating $100,000 to the bail outs of protestors across the country.
— chrissy teigen (@chrissyteigen) May 30, 2020
アンチから攻撃され寄付金を増額
そんなクリッシーが抗議者の救済のために寄付すると発表すると、ツイッター上ではアンチからは、逮捕されるような行動を取ったデモ隊をかばうなといった猛反発が。
するとクリッシーはその一つである「(デモ隊は)暴徒であり犯罪者だ」としたツイートを引用して、「おっと、じゃあ彼らはもっとお金が必要なのかもね。それじゃあ20万ドル(約2,200万円)にする」と、なんとアンチのツイートを逆手にとって寄付額を増額! 当初の約1,1000万円に1,1000万円をプラスするという、セレブだからこそできる皮肉たっぷりな返しをした。
Ooo they might need more money then. Make it $200,000 https://t.co/axuJnazJkU
— chrissy teigen (@chrissyteigen) May 30, 2020
セレブたちが続々と寄付
こうしてクリッシーのように保釈金を寄付するセレブが続出。米USA Todayによると金曜の夜にロサンゼルスで抗議デモに参加した人のなかだけでも約500人が逮捕されていると報道されており、デモで逮捕された人の保釈金として寄付金を使うことを明言している団体MINNESOTA FREEDOM FUNDには、ジャネール・モネイ、ヤラ・シャヒディ、ケラーニ、セス・ローゲンといったセレブが続々と寄付。そのためMINNESOTA FREEDOM FUNDには、約4日で約21億円(2,000万ドル)もの支援金が集まったと米Forbesが報じた。(フロントロウ編集部)