ハリー・スタイルズが黒人への人種差別撤廃を訴える
米現地時間5月25日、アメリカのミネソタ州ミネアポリスで白人の元警察官(※)デレク・ショービン容疑者に首元を押さえつけられたことにより、黒人男性のジョージ・フロイドが死亡する事件が発生したことをうけて、黒人に対する暴力や差別の撤廃を訴える抗議運動「Black Live Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」がこれまで以上に活発化。
※事件後に懲戒免職となり、逮捕・起訴された。
シンガーのアリアナ・グランデやビリー・アイリッシュなど数え切れないほど多くのセレブが“平和的なデモ”に参加して声を上げるなか、シンガーのハリー・スタイルズもその輪に加わったことがわかった。
先日、友人らとともにロサンゼルスで行われた平和的な抗議デモに参加したハリーは、ほかの参加者と一緒にプラカードを持って市内を練り歩き、人種差別撤廃を訴えた。さらに、目撃者の話では、ほかの参加者に水を配ったり、黒人への人種差別に平和的に抗議するための象徴的なジェスチャーとなっている「Take a knee(テイク・ア・ニー)」と呼ばれる片膝をつくポーズを取ったりする場面もあったそう。
I don't care what the Harry Style fandom say, I just want to show homie out here being respectful, handing out water, and giving words of encouragement. This was taken hours ago and he left safely pic.twitter.com/GkqLBpK7zZ
— Late Night Hype � (@Thecaramelman) June 3, 2020
抗議デモの参加者が撮影したハリーの動画。
ちなみに、ハリーは「Black Live Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」について、自身のSNSにこのようなメッセージも投稿している。
以下、ハリーのメッセージの全訳。
「僕は恐怖心を抱くことなく毎日過ごすことができています。それは、僕に(白人の)特権があるからです。白人だからというだけで、日々、特権が与えられているのです。
人種差別主義者ではない、ということだけでは不十分です。“反”人種差別主義者にならなければいけません。社会が動くことで、社会に変化がもたらされます。僕は抗議の声を上げるすべての人たちとともに立ち上がります。逮捕された(抗議活動の)主催者たちの保釈金を肩代わりします。
もっと中で起きていることに目を向けて、自分自身と周りの人たちを教育してください。よく聞いて、読んで、共有して、寄付して、そして投票しましょう。こんなこと、もういい加減にしましょう。黒人の命にも価値があります」
(フロントロウ編集部)