リアリティスター兼実業家のカイリー・ジェンナーが、自身が経営する会社「カイリー・コスメティクス」に関する“重要な情報”を公開。そのワケとは?(フロントロウ編集部)

カイリー・ジェンナーが経営する会社の「重要な情報」をシェア

 幼少期から出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で人気に火がつき、18歳の時に立ち上げたコスメブランド「カイリー・コスメティクス(Kylie Cosmetics)」が大成功を収めたことで、 実業家としても名を上げるカイリー・ジェンナー(22)。

画像1: カイリー・ジェンナーが経営する会社の「重要な情報」をシェア

 つい最近、米経済誌フォーブスから一方的に与えられた「最年少億万長者」の称号を“撤回”されるという前代未聞の騒動に巻き込まれるも、驚異の年収約640億円で、“因縁の相手”であるフォーブスが発表した2020年度版の「セレブ長者番付」で堂々の1位に輝いたカイリーが、自身が経営するカイリー・コスメティクスとカイリー・スキン(Kylie Skin)の従業員に関する「重要な情報」を公開した。

 「カイリー・コスメティクスはPull Up for Change(プル・アップ・フォー・チェンジ)、チームの仲間、そして黒人コミュニティのために立ち上がります。私たちは、黒人、白人、アジア系、ネイティブアメリカン、ヒスパニック、中東系の女性によって形成されたチームと社の多様性を誇りに思います。私たちは会社の成長とともに、引き続き職場における民族の多様性と、黒人の雇用に力を注いでいくつもりです。以下の数字は、カイリー・コスメティクスとカイリー・スキンの従業員の人種の割合を示したものです」というメッセージとともに、従業員の人種の割合が記された画像を公開。

 カイリー・コスメティクス及びカイリー・スキンの全社員のうち、53%が白人で47%が有色人種、そしてそのうちの13%が黒人で、女性もしくは性自認が女性の社員の割合は100%であることを明かした。ちなみに、上の画像にある「BIPOC」とはBlack(黒人)、 Indigenous(先住民)、People of Color(有色人種)の頭文字を取って形成された言葉で、「白人以外の人種」を指す。

 また、生物学的な性別だけでなく“自認する性別”も含む「Women Identyfying(性自認が女性)」という表現を使用し、LGBTQ+への配慮を見せた。

画像2: カイリー・ジェンナーが経営する会社の「重要な情報」をシェア

 最初のメッセージのなかにあった「Pull Up for Change(プル・アップ・フォー・チェンジ)」とは、企業が雇用における人種間の不平等をなくすためにちゃんと努力をしているのか確かめるべく、各企業に従業員の人種の割合や、経営陣の中に黒人が何人いるのか公表することを求める取り組みで、カイリー・コスメティクス以外にもこれまでに資生堂やレブロン、エスティ ローダーなど、名だたる有名企業が同様の情報を公開している。

 この取り組みは、現在、アメリカで活発化する黒人に対する暴力や差別の撤廃を訴える抗議運動「Black Live Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」の影響を受けて始まったもので、このほかにもSNSを中心に“変化”をもたらすための様々なチャレンジが生まれている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.