テカシ・シックスナインとニッキー・ミナージュのコラボ曲「トロールズ(Trollz)」がミュージックビデオと共に公開された。(フロントロウ編集部)

テカシとニッキーがコラボ曲をリリース

 テカシ・シックスナインが6月11日にニッキー・ミナージュとのコラボとなる新曲「トロールズ(Trollz)」をリリース。これは、殺人の共謀を含む複数の罪で懲役2年の判決を下され、現在は「自宅監視」の状態にあるテカシにとって、今年5月にリリースした「Gooba(グーバ)」に続く、出所以来2曲目の楽曲となっている。

画像1: テカシとニッキーがコラボ曲をリリース

 テカシとニッキーのコラボは、2018年にリリースされたテカシのアルバム『DUMMY BOY(ダミー・ボーイ)』に収録されている「FEFE(フィフィ)」と「MAMA(ママ)」でコラボして以来となっていて、今回ミュージックビデオと共に公開されている。

 前回、「グーバ」をリリースした際には、保護観察官に事前に承認を得た上で、自宅の裏庭でMVの制作を行なったテカシ。その後、同曲のビデオの撮影が原因で家バレし、何度か拠点を移したテカシだけれど、今回のミュージックビデオがどこで撮影されたかについては明らかになっていない。

 今回のミュージックビデオも「グーバ」のビデオと同様、テカシのトレードマークであるレインボーカラーがテーマになっているもので、ニッキーも髪にレインボーのエクステをつけたり、レインボーのビキニを着たりするなどしている。

 「グーバ」のビデオもそうだったのだけれど、今回のビデオも“社会的距離”を取らない状態で撮影したものになっていて、テカシとニッキーは腕を絡ませたり、テカシがニッキーの髪をとかしてあげたりするなど、至近距離でのイチャイチャを披露している。

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 「グーバ」と比較すると、曲調は落ち着いているものの、「ヘイター(Hater/嫌う人・批判する人)」たちを煽るテカシのスタイルは相変わらずで、「バーイ、ヘイター(bye, hater)」とラップしながら手を振るシーンや、札束を並べてみせるシーンのほか、「グーバ」のビデオでも見せびらかしていた、アンクル・モニターまたはアンクル・ブレスレットと呼ばれる、自宅軟禁中の受刑者が足首につけるGPS監視装置を今回のビデオでも誇示している。

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チャリティソングでもある

 一方、今回公開された「トロールズ」はチャリティソングにもなっていて、楽曲や、合わせて発売されたグッズの収益の一部は、保釈金を援助する基金The Bail Projectに寄付される。

 ニッキーは楽曲のリリースに先駆け、自身のインスタグラムでThe Bail Projectについて「この基金は、裁判を待つ間、保釈金を支払う余裕のない低所得者に無料で保釈金を提供します」と説明。「私たちは社会正義のために最前線で動き、警察官によって黒人が殺されるのを終わりにするように声をあげている何千人もの勇敢な人たちを守り、サポートしたいです」と現在アメリカで行なわれている、ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)の抗議デモで捕まった人たちのために収益の一部を寄付することを発表した

 テカシやニッキーの公式サイトでは、ミュージックビデオで2人が着用していた白のジャンパーを含む、様々なグッズが販売されている。(フロントロウ編集部)

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