※本記事には『ワイルド・スピードMAX』、『ワイルド・スピード MEGA MAX』、『ワイルド・スピード EURO MISSION』、『ワイルド・スピード ICE BREAK』のネタバレが含まれます。
大人気『ワイルド・スピード』シリーズ
『ワイルド・スピード』シリーズは2001年から続く大人気カーアクション映画。日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれ、既に公開されている8作品の累計興行収入は、5,400億円を突破している。
最新作にしてシリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、1月31日に予告編が公開されるやいなや、24時間で5億回の再生回数を突破。しかし残念ながら新型コロナウイルス流行の影響により、公開日が2020年5月から2021年に延期となった。
『ワイスピ』の主人公はヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレット。『ワイスピ』は彼とそのファミリーをメインに、毎回限界を超えるド派手なアクションと深い絆が描かれており、世界中のファンから愛され続けている。
ドムにはミシェル・ロドリゲス演じるレティ・オルティスという最愛の人がおり、2人にはブライアンという名の息子がいるけれど、この子供はドムとレティの間にできた子供ではない。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』で登場した赤ちゃん
ドムはレティが死んだとされているシリーズ4作目の『ワイルド・スピードMAX』から、実は生きていたことが分かったシリーズ6作目の『ワイルド・スピード EURO MISSION』まで、レティを失った悲しみに寄り添ってくれたエレナ・ネベスと交際をしていた。
エレナは、シリーズ5作目の『ワイルド・スピード MEGA MAX』で初登場したブラジルの警察官。自身も目の前で夫を失ったという悲しい過去を持ち、最愛の者を失った2人は自然に惹かれあった。『ワイルド・スピードEURO MISSION』では、大金を手にしたドムと静かな暮らしを送っていたものの、レティが帰ってきたことにより、その身を引いた。
しかしエレナはドムと別れた頃、すでにお腹の中に赤ちゃんがいた。けれども、ドムにそれを言い出すことはできなかった。そして迎えた『ワイルド・スピード ICE BREAK』で、ある事件に巻き込まれたドムは、エレナとの間に息子が誕生していたことを知る。
その子の名はブライアン。2013年にプライベートで発生した自動車事故で亡くなったポール・ウォーカーが演じていたキャラクター、ブライアンに敬意を払ってつけられた名だと米The Hollywood Reporterで『ワイルド・スピード ICE BREAK』監督のF・ゲイリー・グレイは明かしている。
「ベイビー・ブライアン」と呼ばれるその子を演じたのは、生後間もない赤ん坊の、カルロスくんとジェームズくん。ハリウッドでは撮影をスムーズに進めるために複数の赤ちゃんを用意するのはよくあることで、『ワイスピ8』ではこの2人の赤ちゃんがブライアンを演じた。
彼が『ワイルド・スピード ICE BREAK』の劇中で囚われ、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウによってアクロバティックに救出されるシーンは、『ワイスピ』史上最も人気のシーンの一つになった。
米The Hollywood Reporterによるとカルロスくんは撮影現場でとにかくニコニコだったらしく、エレナを演じたエルサ・パタキーは「彼はいつも本当に笑顔だった。シーンの1つ…彼は本当にヴィンの手を引いて、「ダダ、ダダ(※英語でパパという意味の赤ちゃん言葉)」と言っていた」「信じられなかった。彼はきっと大物になる」と語り、ゲイリー監督は「私たちは彼を奇跡の赤ちゃんと呼んでいる」と米The Hollywood Reporterに言った。
ベイビー・ブライアン、新作『ジェットブレイク』に登場!
そんなベイビー・ブライアンは、『ワイルド・スピード ICE BREAK』で大きくなって登場することが、主演のヴィンによって明かされている。ヴィンは、ミア役のジョーダナ・ブリュースターと共にその子を紹介する動画をインスタグラムにアップ。今作ではヴィンが少年をアイザックと呼んでいるため別の子役が演じているよう。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』で登場したベイビー・ブライアンは、まだ髪の毛も生えそろっていない小さな赤ん坊だったけれど、たったの数年で体は大きく成長し、キュートな巻き毛がトレードマークの少年に。
アイザックがヴィンに紹介され、嬉しそうに足をパタつかせる様子はまるで天使。「ベイビー・ブライアン!」と自分の役名を言ってみせるアイザックくんを見ながら、ヴィンとジョーダナはメロメロの様子。ニコニコしながらカメラと“ベイビー・ブライアン”を交互に見つめていた。
そんなドムの息子、ブライアンが登場する『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年公開予定。日本での公開日も、近日解禁となる。(フロントロウ編集部)