リンゴ・スターの80歳の誕生日イベントが豪華
イギリスの国民的バンド、ザ・ビートルズの元メンバーであるリンゴ・スターが7月7日で80歳に。リンゴの80歳という記念すべき誕生日を祝して、YouTube上で誕生日イベント「リンゴズ・ビッグ・バースデー・ショー(Ringo's Big Birthday Show)」が開催された。
このスペシャルイベントは、デイヴ・グロール、ベン・ハーパー、ゲイリー・クラークJr、ジョー・ウォルシュ、シェリル・クロウ、シーラ・Eらからのリンゴへのおめでとうメッセージや、ビートルズの曲のパフォーマンスなど以外にも、告知されていなかったリンゴの妻バーバラ・スターキーや、リンゴの孫なども登場し、ほのぼのとしたものに。
リンゴ・スターと妻のバーバラ・スターキー。
また、ビートルズが様々な世代に影響を与えたことを証明するようにウィル・スミスの息子であるジェイデン・スミスも登場し、「誕生日おめでとうリンゴ。あなたは僕のアイドルで、あなたは僕にとって大きなインスピレーションです。僕や僕らの世代が世界を愛するように教えてくれて、そしてこの世界でなりたいものにはなんだってなれるということを示してくれてありがとう。あなたがしてくれたこと全てに感謝します。80歳の誕生日おめでとう」と、メッセージを送った。
さらには、1964年に初のアメリカツアーでビートルズが、人種が分けられることなくコンサートを行なったときの裏側も明かされ、リンゴは当時のことを振り返り「当時はそれが正しいことで、今もそれが正しいこと。不正な行為が行なわれているのを見た時、恐れずに意見をはっきり言うこと以上に良い行ないはない。ビートルズの初期の成功は、多くのアメリカのアーティストに影響されているということは言うまでもない。僕らはレイ・チャールズを聴くのが好きだった、リトル・リチャードは僕のヒーロー、スティーヴィー・ワンダー、シスター・ロゼッタ・サープー。彼女のライヴはキャヴァーンで見たよ。そして僕のステップ・ダッド(継父)のお気に入りビリー・エクスタイン。このリストは延々と続く」と、おかしいと思ったことを見たらはっきりと言うことの大切さや、多くの黒人アーティストに影響を受けたことを語った。
ポール・マッカートニーとのセッションを公開
そして、リンゴの誕生日イベントの最後にはある映像が公開された。それは、2019年7月にポールが行ったフレッシュン・アップ・ツアーの最終日にリンゴが駆けつけ、満員のドジャースタジアムの中、ビートルズの「ヘルター・スケルター」を一緒にセッションした時の映像。
リンゴ・スターとポール・マッカートニーの「ヘルター・スケルター」は56分頃から。
この映像はファンが撮影したものは出回っていたけれど、公式から高画質のものが公開されるのははじめてのこと。ポールとリンゴが一緒にビートルズの楽曲を演奏しているというかなり貴重な映像がサプライズで最後の最後に公開された。
ビートルズの仲間が80歳の誕生日をお祝い
ポールはリンゴの80歳の誕生日イベントでメッセージは送らなかったものの、自身のインスタグラムにリンゴの写真をアップして「誕生日おめでとう、サー・リチャードまたの名をリンゴ。良い1日を送ってくれ、僕の長年のバディー!」と、お祝いした。
またポールだけではなく、ポールの2人の娘もそれぞれリンゴのことをお祝いしており、メアリー・マッカートニーは、リンゴの象徴とも言えるピースサインの銅像の前に座った写真に「お気に入りの1人へ誕生日おめでとう。リンゴおじさん!この自撮り写真はピース・アンド・ラヴの銅像の横で撮影したの」とメッセージを送り、ステラ・マッカートニーは、「この紳士は私が生まれた時から私の人生に存在しています…。一貫して平和と愛を広めている!誕生日おめでとう、リッチーおじさん。愛してる」とメッセージをつけてインスタグラムにリンゴとの2ショットをアップした。
その他にもジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコも「ハッピー・ハッピー・バースデー、リンゴ!たくさんの平和と愛を」とツイートし、多くの人がリンゴの誕生日を祝った。(フロントロウ編集部)