『リトル・マーメイド』実写版キャストにあの女性シンガーが加入の可能性
1989年に公開されたディズニー・アニメーション映画『リトル・マーメイド』の実写化作品となるロブ・マーシャル監督による映画は、主人公の人魚アリエル役に2018年のグラミー賞新人賞にノミネートされた姉妹デュオのクロイ&ハリー(Chloex Halle)のハリー・ベイリーが抜擢。
その後、エリック王子役には、映画『ベラのワンダフル・ホーム』俳優のジョナ・ハウアー・キングが起用されたことが発表され、アリエルの親友の魚のフランダ―役は映画『ワンダー君は太陽』のジェイコブ・トレンブレイ、カモメのスカットル役には映画『フェアウェル』のオークワフィナ、アリエルの父で“海の王”であるトリトン役には映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のハビエル・バルデム、そして、悪役のアースラ役には映画『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』などで知られるコメディ俳優のメリッサ・マッカーシーが演じると伝えられている。
同作は、日本語に訳すと「ホタテ貝)」という意味となる『SCALLOP(スカラップ)』という仮タイトルで制作が進められ、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響を受けて撮影スケジュールに遅れが生じたものの、この夏ロンドンにて撮影が開始される予定。
そんな実写版『リトル・マーメイド』で、アースラが人間に化けた際の“化身”である「ヴァネッサ」というキャラクターを演じるキャストの候補に、2019年のグラミー賞でアルバム『ゴールデン・アワー(Golden Hour)』が年間最優秀アルバム賞に輝いたカントリーシンガーのケイシー・マスグレイヴスの名前が挙がっているようだと、米ディズニーニュース専門メディアThe DisInsiderが独占で報じた。
The DisInsiderは、非公式な情報ではあるものの、ケイシーがディズニーとウェブ会議アプリのZoom(ズーム)を通じてヴァネッサの役柄に関してミーティングを行なったという複数の関係者からの情報を伝えている。
ケイシー・マスグレイヴスはハマり役?
現時点では、ミーティングの結果がどうなったかはわからず、もしかしたらケイシーがヴァネッサの役をパスした可能性もあるというが、漆黒の長い髪に、アリエルにも負けない美しさや歌声を持つことで知られるヴァネッサ役には、歌唱力に定評があるケイシーはハマり役。
ケイシーの広報は、この件に関して回答していないが、ファンの間では期待が高まっている。
ケイシーといえば、セレブにもファンが多く、シンガーのセレーナ・ゴメスやモデルのジジ・ハディッドが彼女のライブに足を運ぶ様子も目撃されている。
ケイシーは2019年に公開されたディズニーのアニメーション映画『アナと雪の女王2』のサウンドトラックに参加し、同作でもっとも重要な楽曲の1つである子守歌「All is Found(オール・イズ・ファウンド)」を歌唱したことでも知られる。
実写版『リトル・マーメイド』をめぐっては、アニメ版では白い肌に赤い髪を持つキャラクターとして描かれているアリエル役に黒人の血を引くハルが起用されたことで、ネット上で論争が巻き起こった。
しかし、ハルは、一部で上がっている批判の声には屈せず、「どんな状況であろうとつねに顔を上げることを、私たちはこれまでの経験から学んできた。誰に何を言われようと、前進するのみ」と米Teen Vogueにポジティブに語り、アリエル役に心して挑む決意を表明している。(フロントロウ編集部)