この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』のネタバレが含まれます。
『TWD』シーズン10や11の放送予定時期が決定
つい先日、新型コロナウイルスの影響で放送が延期されていたシーズン10の最終回であるエピソード16の放送日が、全米で10月4日になったと発表されたドラマ『ウォーキング・デッド』。さらに驚きの情報もあり、シーズン10には追加でさらに6話が足されることとなった。
この6話はシーズン11の展開に影響するものではなく、2021年秋に放送開始となるシーズン11までの間にファンを楽しませるものになるという。そんなこんなあったシーズン10とシーズン11だけれど、シーズン11では、シーズン9で一旦番組を卒業していたローレン・コーハン演じるマギーが帰ってくることが決定しており、さらにシーズン10の最終回にも登場するという。
そこで、ドラマの今後で注目されているのは、やはりマギーとニーガンの関係。
シーズン11でマギーとニーガンはどうなる?
ニーガンといえば、マギーの夫であるグレンを、マギーの目の前で惨殺し、さらに彼女の家を燃やした。その後彼女はニーガンを殺したがっていたけれど、アンドリュー・リンカーン演じるリックがニーガンを捕らえて、牢獄に入れた。
マギーが最後に出演したのはシーズン9エピソード5だけれど、その次のシーズン9エピソード6ではエピソード5から6年の時が経った設定となっており、マギーが姿を消してからかなりの時間が経過していることになる。さらにマギーが不在だったシーズン10エピソード15までの間に、ニーガンの優しさや人間味のある姿が描かれた。
この時間の経過や、ニーガンのキャラクター像の変化は、マギーの帰還にかなり影響するとファンは考えている。そしてそれはもちろん、制作陣も同じ気持ちのよう。ショーランナーのアンジェラ・カンは、オンラインコミコンでこう話した。
「ニーガンはマギーの夫を殺して、彼女の家を燃やした。だから、(2人の関係が)簡単なものであるはずはないですよね。双方にとってね。彼女がいない間にニーガンはまったく別の生活を送ってきたけれど、マギーが帰ってきて、そして彼女はそれ(ニーガンの日々)をまったく見ていないんですよね」
「マギーが帰ってきて、ヒルトップは壊されていて、監獄に入れたと思っていた男はみんなと同じように外を出歩いていて。2人は、どうやって同じ地でやっていくかを解決しなくてはいけません。そこがすごく面白くなれば良いなと思っています」
ジェフリー・ディーン・モーガンが考えるニーガン
アンジェラが、ニーガンとマギーの関係やその展開を面白いものにしたいと考えられるのは、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンと、マギー役のローレンの演技力を信頼しているからだという。悪役でありながらファンから人気、そして最近では優しい面も見せている、というかなり難しい役柄であるニーガンを演じるジェフリーは、ここ最近のニーガンの父親らしい一面に触れ、「僕は脚本家ではないけど」としながらも、マギーとグレンの息子であるハーシェルが、ニーガンとマギーの関係にも影響するのではないかと語る。
「ニーガンは若い世代に対しては優しいところがあるからね。すでに私達はそれを何度も見ているだろう。彼と子供達の関係はすごく正直なものだと思うし、彼は自分がどんな人物かというのを子供達から隠そうとしたりしないんじゃないかな。それでどうにかしようとする」
「最初は、彼女はただただ彼を殺したかったと思うけど、なにが起こるんだろうね」
マギーにももちろん変化が
さらに、プロデューサーのスコット・M・ギンプルは、マギーにも変化があることを示唆した。
「彼女は新しいキャラクターのようになって戻ってきますよ。良いですよね。そして彼女に影響を与えて、彼女を変化させたことについての物語は、私達が深掘りしたいところでもある。彼女が去った時の力関係は、彼女が戻ってきた時の力関係と同じではない。まるで、それは高校で1年休学して戻ってきたら、みんな変わっていたっていう感じのはずです」
数年で変わったニーガンとマギー、そしてマギーとグレンの子供ハーシェル。シーズン10やシーズン11では新キャラクターもいるけれど、やはりこの3人の関係はドラマの中で重要になるようだ。(フロントロウ編集部)