キャメロン・ディアスが俳優業を引退した当時を回想
映画『メリーに首ったけ』や『チャーリーズ・エンジェル』シリーズへの出演で知られ、2014年に公開された映画『ANNIE/アニー』への出演を最後に俳優業を引退したキャメロン・ディアスが、俳優業を退いた当時を回想した。
キャメロンは今回、俳優のグウィネス・パルトロウが司会を務めるYouTubeの番組『In goop Health: The Sessions』に出演して、当時の決断について赤裸々に語った。
番組の中で、グウィネスはキャメロンに「俳優業から離れるのはどのようなものだったか」と質問。キャメロンは長年の友人でもあるグウィネスからの質問に対し、「心に平穏が訪れたの」と、俳優業を引退したことで現在は精神面が健康になったことを明かした。
「ようやく自分自身を気にかけることができたから」と、精神面が落ち着いた理由をついて明かしたキャメロン。「おかしな話だよね。多くの人が理解してくれないかもしれないけど、あなたなら分かってくれるでしょ。あのレベルで仕事をするってものすごいことだし、あれだけ注目されて、自分もそこに合わせないといけないわけでね。俳優として見られている時や、キャンペーン中に(公に)出て行かなければいけない時には、常にかなりのエネルギーが必要になる」と語り、他の人たちが放つ「エネルギー」に「敏感」になってしまっていたことも告白した。
「人生に自分で責任を持ちたいと思ったの」
キャメロンによれば、多忙過ぎるスケジュールや、常にスタッフにコントロールされていた環境も引退を決めたきっかけの1つだったという。
「映画を作っている時には、映画に支配されるわけでね。1日の12時間を費やして、終わる頃にはそれが数ヶ月になってる。他のことをする時間がないの」とキャメロン。「私は、他の人たちに自分の人生の一部を捧げてしまっていたことに気づいた。彼らに取られていたんだって。それで、取り戻さないといけないと思って、人生に自分で責任を持ちたいと思ったの」と語った。
「私は自分で自分の面倒を見られるということを実感したかった。どうすれば大人になれるのかは知っていたし、大人として複雑な世の中を渡っていく方法も、責任を持って、他の人の思い通りにではなく、自分の好きなように人生を組み立てる方法も知っていたから」
「自分に問いかけたの。『自分の人生をどうしたい? 私はどこへ向かいたい?』って。私はそういう建築家になったの」とキャメロンは続けて語り、今では自分で自分自身のことを組み立てられるようになったと明かした。
俳優業を引退した現在47歳のキャメロンには今年1月、夫でロックバンド、グッド・シャーロットのメンバーのベンジー・マッデンとの間に第1子となる長女が誕生。現在は子育てのかたわら、オリジナルワインとなる「Avaline(アヴァリン)」の事業にも乗り出しており、先日、TikTokデビューも果たした。(フロントロウ編集部)