トップTikTokerたちの「驚異の年収」が明らかに
いまやティーンだけに限らず、幅広い年齢層のユーザーが利用する娯楽&トレンド発信源となっている動画共有SNSアプリ「TikTok(ティックトック)」。
最近では、アメリカのドナルド・トランプ大統領が同アプリの運営元である中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)社との取引を45日以内に禁止する大統領令に署名したり、マイクロ・ソフト社による買収交渉が始動したと報じられたことで、日本でも話題となっているけれど、それでも人気は衰えていない。
TikTokといえば、15~60秒間の短い動画でいかに工夫を凝らして人々を楽しませるかがバズるためのカギ。TikTokerたちの中には、クールでキレキレなダンス動画や、思わず吹き出してしまうようなネタ動画などを量産してトップに上り詰め、いまやハリウッドで活躍するセレブたちにも匹敵するほどの影響力を持つインフルエンサーへと成長したユーザーもいる。
そんなスターTikTokerたちって一体いくらくらい稼いでいるの? 米経済誌フォーブスが発表した2020年版(※)「世界で最も稼ぐTikTokerランキング」から、彼らがじつは、とんでもない年収を稼ぎ出していることが判明した。
(※)集計期間は2020年6月から遡った過去12カ月
「世界で最も稼ぐTikToker」ランキング
6位 スペンサー・X(Spencer X)
1.2億円
@spencerx How a beatboxer cleans up
♬ original sound - spencerx
フォロワー数3,990万人を誇るスペンサー・Xは、日常生活の中にあるさまざまな物からインスピレーションを得たビートボックスが得意。彼の手にかかれば、掃除機ですらカッコいい楽器に変身。
6位 マイケル・リー(Michael Lee)
1.2億円
@justmaiko Let’s have funDance it out using ##ThisIsBliss & ##ClearGenius and follow @bliss for a chance to win $500 worth of product! ##ad
♬ This is Bliss - Bliss (feat. Mel Senese)
海外の人気TikTokerたちは、“House(ハウス)”と呼ばれるグループを結成して豪邸で共同生活を送りながらコンテンツ制作に励むのが今の主流。主要Houseの1つであるThe Shluv House(ザ・シュラブ・ハウス)のリーダーを務めるのが、フロリダ出身のダンサー、「ジャスト・マイコ―」ことマイケル・リー。コミカルだけど切れ味抜群なダンス動画が人気。
5位 ジョシュ・リチャーズ(Josh Richards)
1.58億円
@joshrichards Post gainz
♬ Mood Swings - Pop Smoke
Sway House(スウェイ・ハウス)のメンバーのジョシュ・リチャーズは、フォロワー数2,000万人を誇るイケメンTikToker。Houseのメンバーたちと一緒に投稿している動画の平均再生回数は7~8万回で、とくに細マッチョなボディを露わにしている動画が女性ユーザー人気が高いよう。
4位 ローレン・グレイ(Lauren Gray)
2.5億円
“リアルバービー”と称される絶世の美女ぶりでTikTokからブレイクし、シンガーデビューも果たしているローレン・グレイ。2019年には、テイラー・スウィフトのヒット曲「ザ・マン(The Man)」に出演したことでも話題に。
4月に18歳の誕生日を迎えたローレンは、4,600万人を超えるフォロワーに向けたTikTok動画を通じて12歳の頃に性的暴行の被害に遭ったことを告白。「トンネルの終わりには光があり、私の話で1人でも助けられたなら、私にとってこれは話す価値のある話だった」と自分と同じような悩みを抱えている人たちにメッセージを送ったことで注目を集めた。
3位 ディクシー・ダミリオ(Dixie D’Amelio)
3億円
@dixiedamelio Had the best time dressing up in @ralphlauren Which look would you wear? ##RalphLauren ##PoloRalphLauren ##MyStyle ##LoUp ##ad
♬ Go Low - Jelani Blackman
世界最多フォロワー数を誇る“TikTokの女王”と呼ばれるチャーリー・ダミリオの姉のディクシーは、妹に劣らず人気者。
一時期は、チャーリーと一緒にTikTok界で最も人気が高いHype House(ハイプ・ハウス)のメンバーとして活動していたけれど、方向性の違いから脱退。最近では、ディクシー&チャーリー姉妹と彼女たちの両親が出演するリアリティ番組の制作が進行中。
2位 チャリ―・ダミリオ(Charlie D’Amelio)
4.2億円
類稀なるダンスの腕前で世界最多のフォロワー7,700万人を誇り、活躍の幅をどんどん広げている“TikTokの女王”チャーリー・ダミリオは、年収ランキングでは意外にも1位ではなく、2位。それにしても、16歳にして年収4.2億円はやはりとんでもない額。
フロントロウで特集を組んで紹介したこともあるチャーリーは、人気ブランドの広告キャンペーンへの起用やリアリティ番組の開始などが相次いで決まり、今後ますますブレイクしそう。
1位 アディソン・レイ(Addison Rae)
5.2億円
Hype Houseの一員で、チャーリーと人気を二分するアディソン・レイが堂々のトップに。人懐っこい笑顔が特徴的で、日常のすべてのエネルギーをTikTok動画の制作に注ぎ込んでいるかのごとく、とにかくどんな事でもネタにしてダンス動画やコミカルな動画をバランスよく量産している。
@addisonre @amiyatrae
♬ Original Sound ... OnlyATB - onlyatb
最近では、カーダシアン家の長女コートニー・カーダシアンと世代を超えた友情を育んでいることでも注目を浴びており、8月11日には自身が監修するビューティーブランド、Item Beauty(アイテム・ビューティー)が始動するなど、今後さらに頭角を現しそう。
今回紹介したランキングに含まれるのは、いずれもTikTokから誕生し、企業からのPR投稿の依頼や影響力を生かしたビジネスなどで成功を収めているスターたち。ここ半年ほどの間に有名セレブたちも続々TikTokに進出しており、フォロワー数を増やしているけれど、彼らがTikTokへの1投稿あたりどれくらい稼ぐかは、今のところデータは出ていない。(フロントロウ編集部)