アンバー・ハード、モスク訪問時の服装が物議
映画『アクアマン』などへの出演で知られ、最近では、元夫で俳優のジョニー・デップとの泥沼裁判が注目の的となった俳優のアンバー・ハードが、トルコ・イスタンブールを訪問。その際に足を運んだモスクで撮影した写真をインスタグラムで公開したのだが、神聖な場所を訪れるにしては不適切だとみなされかねない服装が波紋を呼んでいる。
モスクとは、イスラム教の礼拝堂のことで、入場時は適切な服装の着用が必要。男女ともに、肌の露出を控え、ノースリーブや短パンの着用は禁止となるが、一般的に、とくに女性には厳しい服装のルールの遵守が求められ、首から上はスカーフなどで前髪も含めて毛先まで髪の毛をすべて隠す必要があり、肌の露出、体のラインが出る服装や肌が透けるシースルーの生地も禁止。
さらに、下半身は、ミニスカートはもちろん、体のラインが出るようなスリムなパンツやジーンズ、レギンスの着用はNGで、足首まで隠れるロングスカートや10分丈の長いパンツの着用するといった細かいルールが定められており、適切ではないとみなされた場合は入場は断られる場合もある。
アンバーがインスタグラムで公開したモスク訪問時の写真がこちら。
「イスタンブールの魔法のようなモスクを散策して1日を過ごした。すっかりこの魅力的な都市のトリコになっちゃった…」というコメントとともに公開された写真で、アンバーは、ホットピンクのスカーフで頭部を覆い、髪全体こそ隠せていないものの、ルールを守っているように見える。
しかし、一部の人々は、彼女の胸元に注目。オフホワイトのVネックのスリップワンピからは胸元がチラリと露出しているだけでなく、微かに透ける素材のため乳首の陰影が露見してしまっており、アンバーがノーブラであることがわかるため、物議を醸している。
ジョニーとの離婚や最近の裁判での激しい争いが原因で、アンチが増えてしまったアンバーは、現在インスタグラムのコメント欄を制限しているが、アンバーがモスクを訪れた際の格好が不適切だと唱える人たちは、ツイッターで「神聖な場所を訪れるのにノーブラなんて、ルール違反も甚だしい」、「アンバー・ハードは宗教や人種に対してリスペクトが皆無。まるでヒジャブ(スカーフ)をファッション用の小物として使ってるみたい。しかもノーブラって…」と厳しく批判した。
アンバーが反論
アンバーはインスタグラムストーリーでガイドらしき人物と一緒にモスクの内部を見学する動画も公開しており、とくに問題無く入場していることや、もしも実際に服装に問題があったとしたら、ガイドが注意するはずだという擁護の意見もあるが、アンバーがモスク訪問を“好感度アップに使おうとしている”と感じた人々からは、彼女の行動が「わざとらしい」、「フェイクだ」との声も。
この件を豪メディアのMickyが記事にしたのだが、これに、アンバー本人がツイッターを通じて反論した。
自分が頭にスカーフを巻いた写真を公開したことに、人々が「フェイク」だと反応したのだと思ったらしいアンバーは、「違う。この記事を書いた人はギャラが足りなかったんじゃない? 解説してあげる。モスクはリアルな場所。美術館や教会と同じようにね。頭にスカーフを巻くのだって同じこと(訪問のために着用が必要な場合もあるの)。これで謎が解けたでしょう」とコメント。
https://t.co/yCM43yPgxj
— Amber Heard (@realamberheard) August 17, 2020
Nope. Apparently whoever paid 4 this to b “written” wasnt paid enough. Ill make it easy(ier):
Mosques are real places. So are museums & churches. So are head scarfs (where they are sometimes required n order 2 visit). Mystery solved.
しかし、胸元が開いた透け感のある洋服でモスクを訪問したことについては触れておらず、”的外れ”ともいえるアンバーの言い分には、多くの人々が「そういうことじゃない」と首を傾げている。
さらに、アンバーは、別の投稿でモスクを背後に爆笑する様子の写真も公開。背景には、祈りを捧げる現地の男性たちの姿が写っており、これが「リスペクトに欠けている」との意見も寄せられている。
アンバーのようにモスク訪問時の行動や服装が問題視されたセレブは過去に数人いる。
シンガーのリアーナは、2013年、アブダビにあるシェイク・ザーイド・グランド・モスクの前でセクシーで挑発的と見なされる写真撮影を行なったことで退出を要請されたほか、シンガー兼俳優のセレーナ・ゴメスもリアーナと同じグランド・モスクで撮影した、足首を露わにした写真が物議を醸し、SNSから投稿を削除するという騒動があった。
Rihanna photographed by Dennis Leopold at the Sheikh Zayed Grand Mosque in Abu Dubai, United Arab Emirates (2013) pic.twitter.com/RGh8fj4HXY
— archivealive (@archivealive) August 2, 2020
Selena Gomez Deletes Controversial Mosque Pictures From Social Media http://t.co/m8ZjZ0eEIv pic.twitter.com/sfmsOC6f5c
— TheWrap (@TheWrap) January 2, 2015
(フロントロウ編集部)