プロが教える白浮きしないハイライトの塗り方
ハイライトは、肌のツヤ感をアップするだけでなく、鼻筋や頬骨など光が当たる高い部分にのせることで陰影をつけてメリハリ顔に仕上げられる大人気コスメ。そんなハイライトを使ったメイクの仕上がりで、プロがよく見かけるというNGメイクがハイライトの白浮き。
キム・カーダシアンをはじめ、ケイト・ボスワースやデミ・ロヴァートなど多くのセレブを手掛けるメイクアップアーティストのマリオ・デディバノビッチは、「ハイライトを濃く入れすぎたりなじんでいなかったりして、その部分だけが白く浮いてしまっているのをよく見る」と米Refinery29に話し、これは避けたほうがいいと忠告。
マリオいわく撮影時などには、強めにメリハリをつける目的やシワや毛穴を目立たせないために、わざと白浮きさせるようにハイライトを濃く入れることがあるそう。でも、あくまでもそれが映えるのは撮影時であって、そのハイライトの入れ方は肉眼で見ると不自然に映るという。
ではハイライトを白浮きさせず、メリハリのある陰影をつけるにはどうしたらいいのか。ただ薄くのせるだけではない、プロのテクニックをご紹介。
ハイライトの白浮きを防ぐカギは「ブレンド」
ハイライトを塗るときに白浮きさせずに立体感を出す最大のポイントは、とにかくしっかりブレンドして内側からツヤがにじんでいるように見せること。
マリオはオススメのブレンド方法として、「まずハイライトを塗りすぎないように量を調節しながらブラシで肌にのせたら、次に湿ったスポンジか指でポンポンと叩くようにしてみて」とアドバイス。十分なブレンドの目安としては、ハイライトがファンデーションに溶け込んで見えるまでなじませるのがベストだと説明。ハイライトを塗った部分の境界線が分かるなら、さらにブレンドが必要ということ。
また、ブレンドの仕上げにマリオがオススメするのは、うるおいやツヤ感をプラスするセッティングスプレーやミストを拭きかけるテクニック。そうすることで、ハイライトがほかのベースメイクになじむため、より自然な立体感を表現できるという。
白浮きを避けるための「色選び」
ちなみに、ハイライトの白浮きを避けるためには、ハイライトの色選びも重要なポイント。米コスメブランド「フーダ・ビューティー(Huda Beauty)」の創業者であるフーダ・カタンによると、肌タイプがイエローベースかブルーベースかによってマッチする色が違うという。イエローベースの肌ならゴールドやブラウン、ベージュ系のハイライトを、ブルーベースの肌ならピンクや白、ラベンダー系のハイライトを選ぶよう勧めた。
セレブ御用達のメイクアップアーティストが教える、白浮きしないハイライトの秘訣。ハイライトを塗るときには、しっかりブレンドするのをお忘れなく。(フロントロウ編集部)