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俳優のクリス・ヘムズワースの妻で同じく俳優のエルサ・パタキーが、世間では“理想の夫婦”と言われている自分たちの結婚生活が、決して「完璧」などではないと告白した。(フロントロウ編集部)

「理想の夫婦」と憧れられるクリス・ヘムズワース&エルサ・パタキー夫妻

 MCU(※)映画『マイティ・ソー』シリーズへの主演や、マーベルのヒーローたちが大集結する映画『アベンジャーズ』シリーズへの出演などを通じてハリウッド映画界での地位を確かなものとしたオーストラリア出身の俳優クリス・ヘムズワース(37)。

※マーベル・シネマティック・ユニバースの略

 マーベル作品のほかにも、SFアクション・コメディ映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』やNetflixのアクション映画『タイラー・レイク-命の奪還-』といった話題作で主役を張るほどのスターとなったクリスは、2010年に27歳の若さで映画『ワイルド・スピード』シリーズなどへの出演で知られる7歳年上のスペイン出身俳優エルサ・パタキー(44)と結婚。

 2020年の12月で結婚生活10年目を迎える2人には、8歳の長女インディア・ローズちゃんと6歳の双子の兄弟トリスタン君&サーシャ君という3人の子供がいる。

 ハリウッドの煌びやかな喧騒よりも、故郷オーストラリアのほのぼのとした雰囲気を好むクリスは、売れっ子となった現在もシドニー近郊のボンダイビーチに自宅を構え、休日にはエルサや子供たちとビーチで遊んだり、サーフィンを楽しむ悠々自適な日々を過ごしている様子が頻繁に目撃。

画像1: 「理想の夫婦」と憧れられるクリス・ヘムズワース&エルサ・パタキー夫妻
画像2: 「理想の夫婦」と憧れられるクリス・ヘムズワース&エルサ・パタキー夫妻

 キャリアでも成功を収めている美男美女カップルで、子宝にも恵まれ、日頃からラブラブな様子が目撃されているクリスとエルサ。傍から見れば、絵に描いたように幸せそうに見える2人だが、エルサいわく、クリスとの結婚生活は決して、つねに順風満帆というわけではなかったという。


結婚生活は「完璧じゃない」

 豪メディア、body+soulとのインタビューに応じたエルサは、クリスとの結婚生活について、お互いの努力無しでは、今の関係性は築けなかったと、こんな風に語った。

「世間の人たちが私たち夫婦を完璧なカップルだと思ってるのは、笑える。全然そんなことないもの。これまでには何度も浮き沈みがあったし、今だって良い関係を維持するために努力し続けてる。私は、恋愛っていうのは、絶え間ない努力の上に成り立つものだと思ってる」

 しかし、これまでに一緒に経験してきたアップダウンこそが、2人の夫婦としての絆をより強くしてくれたと信じているというエルサは、円満な関係を築くコツについて「私はどんな時でもポジティブな面に目を向けるようにしてる」と、悲観的・否定的にならずにプラス思考をキープするようにしていると明かした。

画像: 結婚生活は「完璧じゃない」

産後の落ち込みを乗り越えて

 同じインタビューのなかで、じつは第1子であるインディアちゃんの出産後にはメンタルが落ち込んだ時期もあることを告白したエルサ。

「インディアを産んだ後、なんだか自分が迷子になってしまったように感じたことを覚えてる。子供を産んでも、自分の生活はそれまでと変わらず、仕事だって今まで通りにできると思ってた。でも、そんなことはできなかった。(仕事を終えて)家に帰って来たクリスに『今日はどんな1日だった?』って聞かれても、『私はただのママだよ』って答えることに誇りを持てなかった」。

 そう語った彼女だが、今となっては、仕事を一時休止して、母親業に徹していることにもっと誇りを持つべきだったと思っているそうで、「(ママとして奮闘している女性は)みんなそうするべき。だって、ママでいることは世界で一番大変だけど、最高に素晴らしい仕事だから」と考えを改めている。

画像: 産後の落ち込みを乗り越えて

 妻や母という役割を自分のものにし、1人の女性として成長を続けるエルサについて、クリスは2015年の豪Whoとのインタビューの中で、こんな最高の賛辞を送っていた。

「母になる彼女の姿を目の当たりにして、僕は彼女にもっと恋をした。子供が生まれたことで自分たちの関係は確かなものだと感じられた。そうしたら急に、妻への感謝が溢れてきた。子供が生まれたことで、彼女は本来の自分を見つけたんだと思う。彼女は僕の精神を安定させてくれる存在だよ」。

(フロントロウ編集部)

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