ケイト・ウィンスレット&シアーシャ・ローナンのロマンス
映画『ゴッズ・オウン・カントリー』で、男性同士のロマンスを綿密な描写で描き高評価を得たフランシス・リー監督の新作映画『アンモナイト』の予告編が公開された。
映画『アンモナイト』は、19世紀のイギリス南部を舞台にしたロマンス作品。実在した化石コレクターで古生物学者のメアリー・アニングと、地質学者のシャーロット・マーチソンが惹かれ合う様子を描いている。リー監督は、脚本も担当。
メアリーを演じるのは、映画『愛を読むひと』や『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。そして、シャーロットを演じるのは、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『レディ・バード』のシアーシャ・ローナン。
イギリス南部の荒涼とした海岸で、病気の母親をサポートするためにお土産用の化石を発掘して売って暮らすメアリー。ある日彼女のもとに、裕福な夫婦の観光客が訪れる。夫はメアリーに、憂鬱症を患っている妻、シャーロットの面倒を見るよう頼む。
メアリーとシャーロットは、社会的階級や性格が全く違っているために最初は衝突するものの、時間の経過とともに2人は強烈で情熱的な絆を感じはじめ、その関係は変わりはじめる。予告編では、そんな2人のキスシーンやその後の展開を予想させる要素を見ることができる。
本作は、カンヌ映画祭とテルライド映画祭が新型コロナウイルスのパンデミックでキャンセルされる前に上映される予定だった。しばらくの延期を経て、9月に開催されるトロント映画祭でデビューする予定。
配給会社は、映画『パラサイト 半地下の家族』の米国配給を行なって脚光を浴びた映画会社のネオン。本作には、フィオナ・ショーやジェンマ・ジョーンズなど、ベテラン俳優も出演している。
全米、および日本での公開日はまだ決定していない。(フロントロウ編集部)