トム・クルーズが空を飛ぶ
新型コロナウイルスの影響で撮影が中断されながらも、2020年6月頃から撮影が再開されている映画『ミッション:インポッシブル』。イギリスのオックスフォードシャーに建設された巨大セットは、なんと200万ポンド(約2億8,000万円)を投じて作られたと言われており、制作陣がどれだけ情熱を持って大ヒットシリーズの最新作を制作しているかがうかがえる。
しかしながら、8月上旬には、撮影に臨んでいたスタントダブルが乗っていたバイクとタイヤの熱と摩擦によって火災が発生。黒煙があがる事態となり、セットの近くにあるイギリス空軍の基地まで一時閉鎖するほどだった。本作の公開予定は2021年7月だったけれど、新型コロナウイルスの影響で2021年11月にずれこんでおり、アクションシーンの撮影で問題が起こったことで再びスケジュールに遅れがでることに主演のトム・クルーズはいらだっていると、英The Sunは報じていた。
そんななか、トム本人がスタントに乗り出す姿がキャッチされた。トムもまた、前回スタントダブルがしていたように、バイクに乗って道を滑走し、その先でバイクからジャンプ。これまで、多くのスタントを自分で行なってきたトムは、もちろん命綱はつけていたけれど、身体もブレず背筋を伸ばしており、その姿はもはや神々しい。また、滑走路の上で制作陣と打ち合わせをする姿も見られた。
『ミッション:インポッシブル』最新作はどんな物語?
『ミッション:インポッシブル』最新作は、2015年の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』よりメガホンを取るクリストファー・マッカリー監督が手掛け、7作目と8作目が2部作になることが発表されている。新作では、トムが演じるイーサン・ハントの他に、サイモン・ペッグが演じるベンジーや、ヴィング・レイムスによるルーサーも出演することが決まっており、マッカリー監督は米ポッドキャスト『Light The Fuse』で、それぞれのキャラクターを深堀りしたいと話している。そのため、1つの作品ではストーリーが収まりきらないため、7作目と8作目は2部作となることになったという。
その他の詳しい情報はまだ明かされていないけれど、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のポム・クレメンティエフや『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のヘイリー・アトウェル、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のイーサイ・モラレスが新キャストとして出演することが発表されている。
『ミッション:インポッシブル』7作目の公開は、2021年7月の予定だったのが2021年11月に、そして8作目も、2022年8月の公開予定が2022年11月へと変更となった。(フロントロウ編集部)