マスクの着用が推奨されている昨今。新たな悩みとして増えているのが、マスク内の汗や摩擦によって引き起こされる肌トラブル「マスク荒れ」。Withコロナ時代を賢く乗り切るスキンケア方法を海外の専門家がアドバイス。(フロントロウ編集部)

マスク特有の肌トラブルが急増

 新型コロナウイルスの影響により、いまや私たちの生活に欠かせないものとなった「マスク」。しかし、屋内でも屋外でも常にマスクを着用するようになり、新たに“マスク焼け”や“マスク荒れ”などのマスク特有の肌トラブルが急増している。

画像: マスク特有の肌トラブルが急増

 マスクで肌が荒れてしまう主な理由は、マスク内の汗や摩擦による刺激。臨床エステティシャンで、ロンドンにあるエステサロンMortar & Milkの共同設立者であるパメラ・マーシャルは「私たちの肌は、汗、皮脂、古い角質、摩擦などの刺激を過剰に受けると、かぶれや炎症反応(ニキビや吹き出物)を引き起こすことがある」と米メディアWho What Wearで説明。

 そのため、マスクを着用するようになってから「肌が乾燥しやすくなった」「ニキビや吹き出物が増えた」などの肌トラブルが起きている場合は、マスク荒れしているサイン。そこで、マスクによる肌荒れ予防で気をつけたいポイントをご紹介。

1.クレンジング、洗顔を徹底する

 パメラによると、マスク荒れを引き起こしている時に、とくに見直したいのは「洗顔」。

 というのも、マスク荒れを起こしている肌は敏感になっていることが多く、普段使っている洗顔料が刺激となり、肌荒れを悪化させる恐れがあるから。

画像: 1.クレンジング、洗顔を徹底する

 パメラは「汚れや古い角質を取り除くために、必ず1日2回ぬるま湯で洗顔すること。肌が敏感になっている場合は、泡立ちのない、なるべく無香料のやさしい洗顔料を使って」とアドバイス。また、たとえメイク頻度が減ってもクレンジングや洗顔は行なうべきだとも付け加えた。

2.保湿も優しい処方に変える

 普段からメイクをしている人もしていない人も、マスクによる肌荒れを防ぐためには、とにかく保湿をすることが非常に重要。

 メイクアップアーティストのディジャ・アヨーデルは「肌のうるおいを保つことは、快適さと傷の治癒と肌の修復を促すために重要なこと」とコメント。たとえ脂性肌であってもしっかり保湿する必要があるとのこと。

画像: 2.保湿も優しい処方に変える

 オススメの保湿成分として、ディジャは「グルコノラクトン、パンテノール、セラミド、グリセリン、ナイアシンアミドなどのバリア成分は、肌にたっぷりとうるおいを与え、肌荒れを改善するのに役立つよ」と話し、肌に優しく肌荒れを予防する化粧水、保湿クリームに切り替えるよう助言した。

 また、美容皮膚科医のローレン・ハミルトン医師によると、常にマスクを着用すると、普段と肌の反応が変わるため、毎日注意深く肌を観察する必要があるそう。ハミルトン医師は「お肌に刺激を感じている場合は、アロエベラやオーツミルクなど、肌を保護する成分を試してみると良い」と話している。

 最近急増しているマスク荒れ。美肌を保つためにもぜひ専門家のアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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