俳優のジョニー・デップが、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの最新作の撮影に参加するために、元妻との裁判の日程を「延期してほしい」と要請していることがわかった。(フロントロウ編集部)

ジョニー・デップが裁判を延期することを決断

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど、これまでに数々の大ヒット作で主演を務めてきた俳優のジョニー・デップが、前作に続き“闇の魔法使い”ゲラート・グリンデルバルド役で出演する映画『Fantastic Beasts and Where to Find Them 3(原題)』(以下『ファンタスティック・ビースト3』)の撮影に参加するために、元妻で俳優のアンバー・ハードに対する名誉毀損裁判の日程を「延期してほしい」と裁判所に要請したことが明らかに。

 もう忘れてしまった方もいるかもしれないが、アンバーが米Washington Postを通して発表した文書が名誉毀損にあたるとして、2019年3月、ジョニーは約56億円(5,000万ドル)の損害賠償金を求めて彼女のことを訴えた。現時点でその裁判は2021年1月11日から1月28日までとなっているが、どうやら裁判の日程と『ファンタスティック・ビースト3』の撮影スケジュールがかぶってしまったよう。

画像: ジョニー・デップが裁判を延期することを決断

 当初、『ファンタスティック・ビースト3』の撮影は今年の春から行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で何度か延期になり、最終的に10月から撮影が始まることが決まった。しかし、現状のスケジュールでは撮影終了が2021年2月末となっていることから、ジョニー側は裁判の日程を3月から6月のあいだにずらすことを裁判所に求めているそう。

 ジョニーのドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)を主張するアンバーとは、一度は示談が成立したものの、その後、ジョニーがむしろDV被害者は自分であると反論するとともに、彼女を名誉棄損で訴えたことで、ドロ沼訴訟へと発展。ドロ沼離婚劇から約4年が経った今も、両者の主張は平行線をたどったままで、収まるどころかさらに対立が激化している。

 ジョニーは、今年7月、自身のことをアンバーに対して暴力を振るった「Wife Beater(妻を虐待する者)」と呼んだ、イギリスの大衆紙The Sunと発行元のNew Group Newspapersを名誉毀損で訴えた裁判を終えたばかり。この裁判に関しては9月中に判決が下されると言われている。(フロントロウ編集部)

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