『ピッチ・パーフェクト3』の監督が送る新作コメディ
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』のトリッシュ・シー監督がメガホンをとったNetflixオリジナル映画『スリープオーバー~夜の大冒険~』が2020年8月21日からNetflixにて配信開始となった。本作は、誘拐された両親を救うために奮闘する子供たちの姿を描いた、さながらスパイアクションのようなファミリー映画。
クランシーとケヴィンは、過保護な専業主婦の母マーゴットと、パティシエの父ロンと暮らす平凡な子供たち。姉弟の親友が集まったある夜、両親が「ニンジャ」のような荒くれ野郎どもに誘拐されてしまい、びっくり仰天! 実は母親が超一流の窃盗団一味であったことを知る…。彼らは両親を救うため、残された手がかりから謎を解き、『007』顔負けのスパイ小道具に翻弄されながら迫力満点の一夜を駆け抜ける。
「ジャンル密度」が高すぎなのに全てが面白い!
本作は、『ピッチ・パーフェクト』のトリッシュ・シー監督が手掛けたということもあり、テンポとノリの良さは抜群。「コメディ」、「ファミリー」、「アクション」、「スパイ」、「謎解き」…など、様々な要素が詰め込まれているにもかかわらず、ひとつひとつがかなり面白く、「ジャンル密度」が高い。
まるで『ダヴィンチ・コード』のような専門知識が必要な謎や、『007』のような殺傷力が異常に高い小道具、ずっとほんわかムードな弟たちなど、絶妙なバランスがとっても面白い。もちろん最後にはじんわり心が温まる家族愛もアリ。
いろいろな映画の「あるある」を煮詰めて作られた『スリープオーバー~夜の大冒険~』は、映画マニアから気軽に笑いを楽しみたい人まで、全員にオススメ。そして、両親のアクションシーンが斬新でカッコよく、そんなところも面白い。
そんな本作で大活躍したキャストをご紹介!
『スリープオーバー ~夜の大冒険~』で大活躍のキャストをご紹介
本作で母親のマーゴットを演じたのは映画『ウォッチメン』や『ランペイジ 巨獣大乱闘』のマリン・アッカーマン。スウェーデン出身で現在42歳のマリンは、イタリア人シンガーのロベルト・ジンコーネと結婚し、一男を設けている。2019年に出演した映画『To the Stars』ではその演技を高く評価されており、今再び注目されている。
父親のロンを演じたのは、映画『目指せ! スーパースター』や『なんちゃって家族』のケン・マリーノ。彼自身も父親で、2人のパパ。2017年にNetflixで配信された『ザ・ベビーシッター』の続編、『The Babysitter: Killer Queen』に出演が決定している。
娘のクランシーを演じたのは、セイディ・スタンリー。現在18歳のセイディは、2019年にディズニー・チャンネルの実写版『キム・ポッシブル』で主人公を演じた俳優。2019年ごろから映画やドラマに出演するようになった今注目の新人でもある。
弟のケヴィンを演じたマックスウェル・シムキンズは、現在13歳。6歳の頃から映画やドラマに出演している。マックスウェルは米DT Newsのインタビューで、2019年に病死したキャメロン ・ボイスに触発されたことを明かし「僕はキャメロン・ボイスを見て俳優になった。それまでいじめられたりもしたけど、彼のように人を笑顔にできる人になりたいんだ」とコメントした。
姉の親友、ミンを演じたのは、現在18歳のクリー・チッキーノ。彼女は米ニコロデオンのドラマ『ゲームシェイカーズ』でベイブを演じてきたことで知られる。ニューヨークのクイーンズ出身の彼女には、双子の妹がいる。Netflix作品に進出したことで、今後の活躍にも期待が集まっている。
弟の親友でおねしょが心配なルイスを演じたのは12歳の俳優、ルーカス・ジェイ。彼はドラマ『フラーハウス』などに出演している子役で、ドラマ『ギルモア・ガールズ』にも出演したことがある。今後は、ディズニー映画の『Timecrafters:The Treasure of Pirate's Cove』に主要キャストとして出演が決まっている。
母親の元相棒であるレオを演じたのは、映画『マジック・マイク』や『ランペイジ 巨獣大乱闘』、ドラマ『トゥルーブラッド』のジョー・マンガニエロ。ジョーは2015年にソフィア・ベルガラと結婚した。2021年に公開されるDC映画のザック・スナイダー監督版『ジャスティス・リーグ』には、デスストローク役で参加。
注目の俳優が続々登場しているNetflixオリジナル映画『スリープオーバー~夜の大冒険~』は現在Netflixで配信中。(フロントロウ編集部)