9月21日は、通称「ピースデー」とも呼ばれる国際平和デー。国際平和デーには、必ず平和の鐘が鳴らされるのだけれど、その鐘には日本語がデザインされていたことを知っていた?(フロントロウ編集部)

国際平和デー(ピースデー)とは?

 1981年に国連が定めた平和の記念日である国際平和デー(通称ピースデー)は、毎年9月の国連総会開会日に制定されていたけれど、2002年から9月21日に変更。現在でもアフガニスタンをはじめ、シリアやイエメンなどで紛争や内戦は続いており、毎年数十万人も罪のない人たちが命を落としているのが現状。

画像: 国際平和デー(ピースデー)とは?

 しかし国際平和デーは、紛争地域でもこの日だけは停戦を求め、非暴力を訴えながら世界の平和について考え行動することが期待されている。

国際平和デーの恒例行事

 そんな世界平和を求める国際平和デーには、毎年恒例の行事がある。それはアメリカ・ニューヨークに設立された国連本部にある平和の鐘を鳴らすということ。

 国連における平和の象徴でもあるこの平和の鐘。じつはこの平和の鐘は、1951年のフランス・パリで開催された第6回の国連総会に出席した中川千代治が中心となり、65ヵ国もの国連の代表からもらったコインと、ピウス12世からもらった9枚の金貨で作られたもので、1954年に日本国連協会から国連本部に寄贈された。春分の日と9月21日の国際平和デーにだけ鳴らされる平和の鐘は、日本がルーツということもあり、そこには漢字のデザインも。

 平和の鐘にデザインされているものはどんな漢字のメッセージかというと、それは「世界絶対平和萬歳」という力強いもの。

画像: 国際平和デーの恒例行事

 日本からニューヨークの国連本部に贈られた平和の鐘。2020年はこの平和の鐘が国際平和デーに先立ちニューヨークで鳴り響いた。

 ちなみに日本では、「ピースデー・ジャパン」という団体が、国際平和デーを広めるために活動中。2018年から「Believe in Peace with Love」をテーマにして野外フェスを開催しているけれど、2020年は国際平和デーの当日である9月21日に平和についてのトークや音楽をメインとした野外フェスをYouTubeやZoomにて無料配信することを発表している。(フロントロウ編集部)

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