アメリカのディズニーランドで「これ」をすると、一発退場どころか永久追放の可能性も。たった一度の過ちで「生涯出入り禁止」を命じられた男性は一体何をやらかした?(フロントロウ編集部)

ディズニーワールドで違反行為をした男の処遇が決まる

 今年5月、フロリダ州オーランドにある世界最大のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)の敷地内に不法侵入した容疑で逮捕された男が、100ドル(約1万1,000円)の罰金に加え、ディズニーワールドの全施設への「生涯出入り禁止」を命じられたことがわかった。

 男が侵入したのはディズニーワールドの中にある島、ディスカバリー・アイランド。警察の発表によると、男はこの島がもう何年も前に閉鎖されたことはおろか、ディズニーワールドの所有地だということも知らず、1人で隔離生活を送るのにぴったりの“無人島”だと思い込み、勝手にキャンプをしていたそうで、警察がボートやヘリコプターを使った大規模な捜索活動を行なっていたことについては、「寝ていたので気づかなかった」と証言したという。

警察が公開した捜索活動の様子を収めた動画。

 ただし、たとえ男の証言が事実であったとしても、不法侵入であることにかわりはない。司法取引をしたおかげでなんとか懲役刑は免れ、100ドルの罰金だけで済んだが、このたった一度の過ちによって、ディズニーファンのあいだで“極刑”として知られる「生涯出入り禁止」を通告されることになってしまった。

ルール違反をしたゲストには厳しく対処

 「(ハロウィンシーズンを除いて)コスプレをしてはいけない」、「暴力をふるってはいけない」、「園内で遺灰を撒いてはいけない」など、一般的なものからディズニーならではの個性的なものまで、様々なルールがあることで知られるディズニーランド。

 “夢の国”とはいえ、違反行為のレベルによっては一発退場、もしくは今回のように不法侵入や暴力沙汰、銃や違法薬物の不法所持等で事件に発展した場合、ディズニーランド及びディズニーワールドの敷地内への「生涯出入り禁止」を言い渡される可能性も。

画像: ルール違反をしたゲストには厳しく対処

 要はルールを破ったり、問題を起こしたりしなければいいだけの話だが、残念ながら、ディズニーランドとディズニーワールド合わせて、毎年必ず1人は永久追放される人が出ているのが実情。

 ちなみに、セレブのなかにも過去にディズニーランドでルール違反を犯してしまったという人がたくさんおり、あのバラク・オバマ元米大統領もまだ10代の頃、アトラクションに乗っている時にタバコを吸ってディズニーランドから「追放」された過去を持つほか、マーベル映画で長年にわたってアイアンマンを演じてきた俳優のロバート・ダウニー・Jr.も同様に園内で大麻を吸って、出禁を食らったことがある。(フロントロウ編集部)

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