シーアが2人の男性を養子に迎えたことについて語る
「ずっと母親になりたかった」そう子供を持つことを望んでいたのは、「Chandelier(シャンデリア)」でお馴染みのシンガーであるシーア。母親になりたいと願っていたシーアは、2014年にドキュメンタリー監督のエリック・アンダース・ラングと結婚。それからというものは、エリックと妊活に励むもなかなか子供を授かることができず、その後は何度も体外受精をするも、原因不明の不妊症で子供を授かることはなく、2016年にはエリックと離婚することになった。
しかし、シーアに転機が訪れることに。シーアはアメリカのテレビ番組『Foster(原題)』で特集されていた児童養護施設に住む16歳の少年を見て、すぐに動き出し始めた。後にシーアは2人の養子を受け入れることになるが、その時の話を米In Styleで明かした。
シーアが彼に出会った時、テレビで見た子供は18歳になっており、すでに大人。そしてシーアが彼に養子縁組をしたいと申し出て、その日に一緒に自宅へ帰ったようで「彼が尋ねた唯一のことは、一緒にグループホームに住んでいた、いとこのシェも連れて行けるかどうか。私は2つの予備のベッドルームを持っていたから『もちろん!』と言った。そしてこれまでシェに会ったことがなかったけれど、シェもその夜に私のところに来た。後に彼らがいとこ同士ではなく、ただの友達だということに気づいたんだけどね(笑)。でも、全然気にしない。2人と一緒にいることができてとても幸せだった」と、当時を振り返って語った。
そしてシーアが2人を連れて家に帰った日には、「Chandelier」を始め、「The Greatest(ザ・グレイテスト)」「Cheap Thrills(チープ・スリルズ)」などシーアのヒット曲のMVに度々出演し、シーアが娘同然だと思っている俳優のマディー・ジーグラーが家を訪れていたそうで「彼らが私と一緒に家に帰った日、マディーがいたの。彼女は私の娘みたいなもので、みんなで初めてのファミリーディナーを共にした」と、新しく出来た家族と一緒に夕食をとったことを明かした。
そんなシーアが初めて2人を連れて帰った日、2人に母親としてこう決意を告げた。
「あなたの人生で起こったことは間違っていたこと。それは決して起こるべきではなかった。けど、今の私の仕事はあなたを守ることであり、私たちはすべてを一緒に乗り越えましょう」
こうシーアから告げられた2人は目に涙を浮かべていたそうで、その瞬間からシーアは母親であることが自分の仕事だと分かったという。
新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が命じられた時は、映画やテレビを見て過ごしていたようで、音楽が好きな2人はシーアの曲を聴きながら「ママがこの曲を歌っているの?ママがこの曲を書いたの?知らなかった!」と言われたこともあったと語った。
最後にシーアは2人の男性を養子として迎えたことで学んだ1番大事なこととして「私が学んだ最も重要なことは、19年前に息子が私から生まれてこなかったからといって、彼らが私の子供ではないという意味ではないということ。私はすでにもっと養子を迎えることを考えはじめている」と、血縁があることだけが家族ではないと主張をした。
ちなみに、シーアは米In Styleで子供を後ろからぎゅっとハグしている写真も公開しており、家族としての幸せそうな姿を見せた。
(フロントロウ編集部)