Netflixのドラマ『エミリー、パリへ行く』の主人公エミリー・クーパーは一体何歳? エミリーを演じたリリー・コリンズの回答に視聴者がざわざわ。(フロントロウ編集部)

『エミリー、パリへ行く』は“大人のためのファンタジー”

 Netflixで10月2日から配信がスタートしたドラマ『エミリー、パリへ行く』は華の都フランス・パリを舞台に、リリー・コリンズ演じる主人公のエミリーが、恋に仕事に奮闘する姿を描いた新シリーズ。

 1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』を手がけたクリエイターやスタイリストが再集結した同作は、笑いあり、胸キュンあり、ウットリするようなファッションありとエンタメ度の高い作品。

 アメリカやカナダでは、配信開始初週にNetflixのドラマ部門の視聴回数ランキングで1位に輝き、日本でも10月第2週のドラマ部門の週間ランキングで1位となった(※)ほか、シーズン2の制作を望む声も飛び交っている。

※FlixPatrol調べ。

 純粋に楽しく観られる、ある意味“大人のファンタジー作品”としてファンを増やすなか、一部では、ストーリー展開の非現実的さや、フランス人やパリの文化に対するステレオタイプが強すぎるという批評も聞こえる『エミリー、パリへ行く』。

 ともあれ、頭脳明晰で、アイディア豊富、機転が利き、向かい風にも負けない…というある意味最強なエミリーのキャラには、素直に憧れてしまう視聴者が多い。


20代の「バリキャリ女子」エミリー

 アメリカ・シカゴのマーケティング会社でキャリアを積んでいたエミリーのもとには、ある日、ひょんなことからパリの系列会社への移動の話が舞い込む。この出向の話を引き受ければ、シニア・ブランド・マネージャーに昇進することを約束されると、エミリーは交際中の恋人を残し一路パリへ。

 SNSマーケティングに長けている彼女は、アメリカ人の観点から、伝統を重んじるフランスのチームにズバズバと意見や提案をしていく…。

 順風満帆すぎるほど順調なキャリアを歩んでいるように見えるエミリーだが、公式のキャラ設定では、彼女の正確な年齢は明かされておらず、「20代」とだけ説明が。

 そんなエミリーの詳しい年齢について、英Vogueに尋ねられた主演のリリーからは、こんな回答が返ってきた。

「正確な数字は教えられてなかったと思うけど、たぶんカレッジを卒業して間もないんじゃないかな。卒業して1年目くらい? 22歳くらいだと、私は思う」

 22歳で海外の一流提携企業への出向、さらにその後はシニア・ブランド・マネージャーの座が確約されているなんて、そんなことは実際にあり得るのだろうか?と疑問に思ってしまうが、これはあくまでもリリーの推測。

 リリーは、「シカゴの会社で充分な経験を積んで、上司の信頼を獲得したんだと思う。彼女は賢くて、クリエイティブだし、以前にも大きな仕事に取り組んだことがあるんじゃないかな。学校で専門の知識を身に着けたはずだし、インターンシップも完了したし。カレッジ時代には出張はしてなかったとは思うけど。とにかくアメリカの中西部ですごく集中して仕事に取り組んできたんだと思う。海外には行ったことはないはず」とも、エミリーが22歳くらいだと思う彼女なりの根拠を語った。


視聴者からはツッコミが

 このエミリーの一連の回答に素直に「そうか!」と納得できる人は少なかったよう。

 ツイッターでは、「22歳でコミュニケーション&マーケティングに関する博士号を持ってるのはあり得ないと思うよ」、「フィクションにしてもあり得ないと思う」、「カレッジを卒業して間もないのに、パリに出向なんてことはない」、「その計算だと18歳で大学を卒業しないと無理じゃない? 」と冷静なツッコミが相次いだ。

 リリーが提唱した“エミリーは22歳説”により、あらためて、『エミリー、パリへ行く』は、決してリアルを追求した作品ではなく、ファンタジーだと割り切って、細かい点は気にせずに観たほうが何倍も楽しめるシリーズだと気づいた人も多いよう。

 リリー自身も、視聴者が現実逃避として作品にハマってくれることを望んでいるようで、「2020年はみんなにとって暗い1年だった。だから、人々を笑わせたり、現実逃避のお手伝いができたら嬉しいな。視聴者のみなさんは、『エミリー、パリへ行く』の世界に没頭して、すごく楽しんでくれてるみたい。パリに住むアメリカ人の物語って、決して目新しいものではないけど、今は現実世界では、外国を訪れることができないし、色んな意味でタイミングは良かったと思う」と話している。(フロントロウ編集部)

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