アメリカのディズニーランド及びディズニーワールドに絶対持ち込んではいけない品とは?見つかったら即退場にもかかわらず、ルールを破る人が後を絶たず関係者も頭を抱えている。(フロントロウ編集部)

ディズニーランドで「あのルール」を破る人が後を絶たず…

 “夢の国”として世界中の人たちから愛されるディズニーランド。アメリカにはカリフォルニア州アナハイムのディズニーランド・リゾートとフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)の2ヵ所のディズニーパークがあるが、この両パークに共通する「持ち込み禁止の品」をご存じだろうか?

 それは銃。「そんなの当たり前だろう」と思ってしまうが、アメリカでは州によって細かいルールは異なるものの、許可証や免許などがあれば簡単に銃を手に入れることができ、護身用に銃を所持・携帯している人も案外多い。当然、ディズニーランド及びディズニーワールドでは銃器、弾薬、ナイフといったすべての武器の持ち込みを禁止しているが、このルールを知ってか知らずか、毎年必ず1人は園内に銃を持ち込もうとして御用になっている。

画像: ディズニーランドで「あのルール」を破る人が後を絶たず…

 今年は新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、ディズニーワールドは約4ヵ月間の臨時休園を強いられ、ディズニーランドにいたってはいまだ営業再開の目処すらたっていないにもかかわらず、すでに8月に1人、ディズニーワールドのエプコットに2丁の拳銃を持ち込もうとした女性が逮捕されている。 

 また、つい先日もディズニーワールドの敷地内にあるホテル「ポリネシアン・ビレッジ・ リゾート(Polynesian Village Resort)」で、家族と旅行に来ていた男性客の荷物から、ライフル銃(小銃)と拳銃がホテルの従業員によって発見されるという出来事があったばかり。通報を受けて駆けつけた警察官が男性に事情聴取を行なった結果、男性が法的に有効な許可証を持っていることがわかり、逮捕は免れたものの、いかなる理由があろうとディズニーワールドの敷地内に武器を持ち込むことは厳禁。

 男性は警察に「州の一部で過激化している人種差別抗議デモから家族を守るために持ち込んだ」と説明したというが、ディズニーの担当者は、「ディズニーリゾートのルールでは、許可を得ている得ていないに関係なく、いかなる種類の銃や武器も持ち込むことが禁止されています」と、“例外は認めない”ことを強調した。

 ちなみに、この男性の処遇についてだが、これまでディズニーリゾートに銃を持ち込んだもしくは持ち込もうとした人たちはほぼ全員、ディズニーファンのあいだで“極刑”として知られる「生涯出入り禁止」を通告されている。(フロントロウ編集部)

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