ナタリー・ポートマンが『マイティ・ソー』シリーズの新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』のための役作りが、“正直キツい”と本音を漏らした。(フロントロウ編集部)

ナタリー・ポートマン、『マイティ・ソー』新作のトレーニングにぐったり

 MCU映画『マイティ・ソー』シリーズの第4弾となる最新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』は、新型コロナウイルスの影響で8月に予定されていた撮影が延期となっていたが、まもなくオーストラリアで撮影がスタートする。

 同作でジェーン・フォスター/女性版ソーを演じるナタリー・ポートマンは、すでに現地入り。撮影開始に向けて、日々、役作りに励んでいるが、ここ数カ月間、パンデミック禍で怠惰な生活を送ってしまったがために、トレーニングがキツくて仕方がないという。

画像: ナタリー・ポートマン、『マイティ・ソー』新作のトレーニングにぐったり

 2011年に公開された映画『マイティ・ソー』と、その2年後に公開された続編の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、そして、2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』にジェーン役で出演したナタリー。

 『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』では、ナタリー演じるジェーンが、ふさわしい者でないと持ちあげることができないハンマー“ムジョルニア”を持ちあげられなくなってしまったクリス・ヘムズワース演じる男性版ソーに代わり、ムジョルニアの使い手となる女性版のソーとして活躍する。

 ナタリーは、先日、シドニーの滞在先から、米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』にリモート出演。司会者のジミー・ファロンから作品について話題をふられ、「ヒーロー映画って、キャストたちがものすごくヘビーなトレーニングをすることで知られているけど、君もやっているの?」と聞かれると、自虐的な笑いを浮かべながら、こんな風に本音を漏らした。

「やろうとしてるんだけど… 私、パンデミック禍で何カ月間も焼き菓子を食べまくったり、ベッドでゴロゴロしながらクヨクヨしたりしてたの。だからトレーニングの後は超ぐったり。トレーニング中もぐったりしてるし、トレーニング前はやりたくないなってビクビクしてる」


“これから頑張る“はずが…

 これまでの作品よりもナタリー演じるジェーンのアクションシーンが増えることが見込まれる『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』。

 役づくりのために、夏ごろから少しずつ準備を始めたというナタリーは、7月末に行なったテニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムズとのインスタグラムのライブ配信で、「まだ何もしてないんだけどね。炭水化物の摂取量は制限してるけど、エクササイズは始めてない(笑)」と、女性版ソーにふさわしい姿になるために“これから頑張る”と宣言。しかし、いざ、本格的にトレーニングを始めてみると、コロナ禍の怠惰な生活がたたってかなりキツい思いをしているらしい。

 しかし、“ダラダラしていた”というのは、おそらく謙遜。

 夫で振付師のバンジャマン・ミルピエとの間に9歳の長男アレフ君と3歳の長女アマリアちゃんがいる、2児のママでもあるナタリーは、外出自粛が続いた子どもたちのために、お菓子を焼いたり、一緒に工作をしたり、ダンスパーティーをして体を動かしたりと、毎日、あの手この手で楽しませようと奮闘していたことも『ザ・トゥナイト・ショー』のインタビューで明かしていた。

画像: オーストラリアには家族も同伴しているナタリー。

オーストラリアには家族も同伴しているナタリー。

画像: オフの日は、ソー役のクリスが自宅を構えることでも知られるバイロン・ベイでアマリアちゃんとベンジャミンとショッピングを楽しむ様子なども見かけられている。

オフの日は、ソー役のクリスが自宅を構えることでも知られるバイロン・ベイでアマリアちゃんとベンジャミンとショッピングを楽しむ様子なども見かけられている。


「すごくふざけていて面白い」作品に

 ナタリーは、『ザ・トゥナイト・ショー』で、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』は「すごくふざけていて面白い作品になるはず」と、これまでの作品とは一線を画すものの、マーベルファンには絶対に楽しんでもらえるものになるはずとコメント。

 同作では、コミック版のシナリオにならい、ジェーンの乳がんとの闘病が描かれるのではないかと以前からマーベルファンの間でウワサされていたが、ナタリーは、10月初めに応じた米Yahoo! Lifestyleとのインタビューで、実質これを認める発言をして話題になった。

「(映画は)コミックに基づいていて、ジェーンはガン治療を受けているの。でも、同時にスーパーヒーローでもある」。

 がんと闘う女性ヒーローが登場する物語を、どうやって観客たちに笑いも届けられる作品に仕上げるのかは、前作の『マイティ・ソーバトルロイヤル』に続き、再びメガホンをとるタイカ・ワイティティ監督の手腕にかかっている。しかし、すでに脚本を手にしているナタリーが「ふざけていて面白い」と太鼓判を押すならば、きっと感動と笑いを両立させた傑作が誕生するに違いない。

画像: 2020年1月に開催されたアカデミー賞にて、タイカ・ワイティティ監督と。

2020年1月に開催されたアカデミー賞にて、タイカ・ワイティティ監督と。

 『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』は、2022年の2月11日に米公開予定。同作には、引き続き、ソー役でクリスが出演するほか、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンもカムバック。ワイティティ監督がコーグの声を続投し、なんと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の人気キャラ、グルートも登場するという。

 グルートの声を担当する俳優のヴィン・ディーゼルは、米CBS TVに、同作では『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とのクロスオーバーが起こることを明かしており。自身もグルートとして声の出演を果たすことを認めている。(フロントロウ編集部)

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