『アンモナイトの目覚め』でカップルを演じるケイトとシアーシャ
映画『ゴッズ・オウン・カントリー』で、男性同士のロマンスを綿密な描写で描き高評価を得たフランシス・リー監督が手がける新作映画『アンモナイトの目覚め』。
本作は、19世紀のイギリス南部を舞台にしたロマンス作品。映画『タイタニック』のケイト・ウィンスレット演じる実在した化石コレクターで古生物学者のメアリー・アニングと、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のシアーシャ・ローナン演じる地質学者のシャーロット・マーチソンが惹かれ合う様子を描いている。
ケイトがシアーシャに“セックスシーン”を誕生日プレゼント
ケイトによれば、彼女は本作の撮影中に誕生日を迎えた相手役のシアーシャのために、ある計らいをしたのだそう。それは、別の日に予定されていたシアーシャとのラブシーンを、シアーシャが25歳の誕生日を迎えた4月12日に移したこと。
ケイトはそうした理由について、米Entertainment Weeklyに対して次のように明かした。
「率直に、彼女には映画人生における素敵な思い出を作って欲しかったの。そのシーンが最終的にどうなるかだったり、映画そのものがどうなるかだったりは置いておいてね。一緒に過ごしてきた経験があったから、素敵なものになることを確信してた。それと同じくらい素敵なものになるはずって思ったの」
ケイトによれば、シアーシャとのラブシーンを撮影するにあたり、男性であるフランシス・リー監督は「適切な行動」をとれるか「とてもナーバスになっていた」そうで、最終的には現場に女性スタッフのみを配置して撮影を行なったそう。「(マイクを操作する)ブーム・オペレーターも女性だったんだけど、その人がちょうど妊娠6ヶ月だったの。かなり狭い部屋だったから、彼女のために十分なスペースが取れるように注意してた」とケイトは撮影を振り返った。
「シアーシャも私も、そのシーンで表現したいものについて同じアイディアを共有できていたと思う」とケイトは続けている。「シーンの感情的な土台となるものとして、2人の女性の繋がりというものがあった。もちろん、それってどんなラブシーンにおいても最も重要なものなんだけどね。そのことに関しては、同じものを共有できていたと思う」。
シアーシャ・ローナンは“プレゼント”に大喜び
緊張しそうなセックスシーンは果たしてプレゼントとして喜ばれるのかと思ってしまうかもしれないけれど、そこはケイトとシアーシャの間で理解し合えるものがあったようで、シアーシャはその後に英The Mirrorとのインタビューで、これを「これ以上に素晴らしいプレゼントはない」と評してこう語った。
「素晴らしい時間を過ごせた。ここまで強烈ですごいセックスシーンを演じたのは初めてだったんだけど、それを彼女とできるなんて…。何をしても良いと、とても安全に感じた」
ケイトとシアーシャがカップルを演じた映画『アンモナイトの目覚め』は、日本では4月9日に公開される。(フロントロウ編集部)
※2020年10月22日に公開された記事にシアーシャ・ローナンの発言と日本での公開情報を追加して再投稿しました。