「前の方が良かった」という声も
フロリダ州オーランドに広大な敷地を構えるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)は、マジック・キングダムやディズニー・ハリウッド・スタジオといった複数のエリアからなる、世界最大規模のディズニーリゾートととして知られる。
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、今年3月から約4ヵ月間にわたって臨時休園を強いられることになったディズニーワールドだが、7月に満を持して営業を再開。つい先日、そんなディズニーワールドの入り口である巨大なエントランスゲートがリニューアルされることが発表され、完成予想図が公開されたのだが、しれっと「なくなってたもの」に一部の人たちから悲しみの声があがっている。
一体何がなくなるのか? ビフォー&アフターを比べて見ると「Walt Disney World(ウォルト・ディズニー・ワールド)」の文字の下に書かれた言葉が、「Where Dreams Come True(夢が叶う場所)」から「The Most Magical Place On Earth(地球上で最も魔法のような場所)」に変わっていた。
「Where Dreams Come True」というスローガンが発表されたのは2006年。以来、約14年間にわたって使用されてきたが、2021年10月で50周年を迎えるにあたってスローガンを一新することに。新しいスローガンにも「Magical(魔法の)」という言葉が入っているので、キラキラした感じは表現されていると思うが、“夢の国”を表す「夢(Dream)」という単語がなくなってしまったことを、さみしいと感じる人も少なくないよう。
ちなみに、ディズニーワールドは、ディズニー映画『シンデレラ』の公開70周年を記念して、今春から“ロイヤル・メイクオーバー”と題して園のシンボルであるシンデレラ城の改修工事を実施。営業再開と同時に「新生シンデレラ城」がお披露目されたのが、外壁の色が以前の白っぽい色から、やや光沢のある淡いピンク色に変わったことに不満の声が続出。シンデレラ城=白というイメージが強かったこともあり、波紋を呼んだ。(フロントロウ編集部)