スカーレット・ヨハンソンが『ブラック・ウィドウ』に言及
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新作映画『ブラック・ウィドウ』で主演を務める俳優のスカーレット・ヨハンソンが、本作で共演するフローレンス・ピューと共に米Marie Claireとのインタビューに応じて、来たる新作について語った。フローレンス・ピューは本作で、ブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を持つ妹分であるエレーナを演じている。
女性監督のケイト・ショートランドが監督を務める『ブラック・ウィドウ』は、スカーレット演じるナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウが、フローレンス・ピュー演じるエレンに「バトンを渡す」物語であることが判明している。
スカーレットはMarie Claireとのインタビューの中で、「男性優位」の映画業界で女性たちが主体となって作品を制作することの難しさに言及しており、「映画の中でオブラートに包んで伝えたいとは思わない」と前置きした上で、「男性優位の業界で、女性監督の視点から女性の物語を伝えるのは難しいこと。女性的な本質を持ったものに焦点を当てることもそう」と語った。
スカーレットとフローレンスはどんな演技を目指した?
同じインタビューの中で、スカーレットとフローレンスはそれぞれ本作でどんな女性像を演じようとしたかについても語っている。
「私は、ある程度自分でも繋がりを感じられるような女性を目指した。共感できるようなね」とスカーレット。「それって、少し複雑なんだけど。人は様々な方法、様々な方法で誰かに共感することができるからね。でも道徳的な指針がどうであれ、そのキャラクターに共感できること、私にとって重要なのはそこね」。
一方、フローレンスは「私が常に一番のプライオリティを置いていたのは、魅力的で、その人なりの力強さを持った女性を見つけること」と語っている。「私は自分できちんと認識できる女性を演じたいと思ってる。私の母でもいいし、祖母や姉妹でもいい、自分が知ってる誰かを感じられるような女性を演じたい。複雑で、入り組んだキャラクターを演じたいの」。
映画『ブラック・ウィドウ』当初、2020年5月1日の日本公開が予定されていたものの、度重なる延期を経て、全米での公開に先駆けて2021年4月29日(木・祝)に日本で公開される。(フロントロウ編集部)