サム・スミスが「植毛手術」を受けたことを告白
“天使の歌声“と称される、なめらかで優しい美声で数多くのヒット曲を歌い上げているイギリス出身のソウルシンガー、サム・スミスは、2014年にリリースしたデビューアルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー(In the Lonely Hour)』が世界総売上枚数1,200万枚を超える大ヒット。
2015年のグラミー賞で、最優秀新人賞など主要3部門を含む最多4部門を受賞した経験を持つ、実力派アーティスト。10月30日には、通算3作目となるニューアルバム『ラヴ・ゴーズ(Love Goes)』をリリースした。
2019年春には、自身のジェンダー(※)を、男性や女性どちらにも分類・限定されない「ノンバイナリー」だと認識していると明言したサム。その音楽的才能もさることながら、着こなしやメイクといった部分でも、性別の枠にとらわれないオシャレを楽しんでいることで、ファッションアイコンとしても一目置かれる存在となっている。
※生物学的な性別(セックス)とは違い、社会的・文化的に存在する男性・女性という性別のこと
そんなサムが、これまでにも有名セレブたちが美の秘訣や自己流ルールを披露してきた米Vogueの動画企画に登場。普段愛用しているコスメやスキンケアのコツなどを紹介したのだが、自分のヘアに言及したサムが、じつは、今頭頂部に生えているのは地毛ではなく、植毛した毛であることを初告白した。
「えっと、私の髪は…これまでちょっと話題にしづらくて…今まで話したことなかったけど、言っちゃおう。だって、私には隠すことなんて何もないからね。じつは、私、2年くらい前に植毛手術を受けたんだ」と明かしたサムは、「この辺の毛が無くなり始めてて…」と植毛をした箇所を指差しながら、詳しく説明。
ヘアスタイリストから植毛してみたらどうかとアドバイスされたというサムは、植毛についてリサーチし、「アイルランドに渡って植毛手術を受けた」そうで、具体的にどんな施術を受けたかには言及しなかったものの、誇らしげに「素晴らしいでしょ?」とチャーミングな笑顔を振りまいた。
「髪があるっていいね!」と続けたサムだけれど、薄毛がすごく嫌だったというわけではいようで、「もしハゲてたとしても、私はきっとイケてたと思う。ハゲだって美しいからね!」と、さすが、ボディ・ポジティブを提唱しているサムらしいコメントもしていた。
日本発ブランドのヘアケアを愛用
結果に満足しているという髪に、サムが使っているのは、日本発のビューティー・ブランド、シュウウエムラ(Shu Uemura)のヘアケアライン、シュウ ウエムラ・アート・オブ・ヘアの「ウモー・ホールド・ヘア・クリーム」というスタイリング用ヘアクリーム。
一番左がサム愛用の「ウモー・ホールド・ヘア・クリーム」
サムは、パッケージにカタカナで「アート」と書かれている、ヘアケアしながらスタイルをホールドしていくれるこのアイテムがとてもお気に入りのようで、慣れた手つきで髪をセットしていた。(フロントロウ編集部)