YouTubeの再生回数世界一の楽曲がついに抜かれる
動画サイトのYouTubeは数々のアーティストがミュージックビデオや楽曲を公開するプラットフォームとして使っており、なかにはYouTubeで発掘されたアーティストが数年後にはトップシンガーになるということもあり、夢が溢れている。
ここ数年ではYouTubeの再生回数も注目され、過去には、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌であるウィズ・カリファがチャーリー・プースをフィーチャリングとして招いた楽曲「See You Again(シー・ユー・アゲイン)」がYouTube上での再生回数世界一を記録していたけれど、その記録を歴代最速の約7ヵ月で更新したのがラテン系アーティストのルイス・フォンシとダディー・ヤンキーの楽曲「Despacito(デスパシート)」。
彗星のごとく現われた「Despacito」は、その後ジャスティン・ビーバーがリミックスに参加したりとさらに盛りあがり、当時じわじわと人気がではじめチャートを賑わしていたラテン系音楽をさらに加速させ、YouTube上での人気だけではなく数々の賞を受賞し、音楽界で最も名誉があると言われるグラミー賞では5部門でノミネートされるまでの快挙を成し遂げた。

それまでYouTubeでの再生回数世界一を記録していた「See You Again」の記録を更新したあとは、長年「Despacito」がその記録を保持し続け、再生回数も70億回という驚異的な数字を叩き出していたのだけれど、ついにその記録が破られる時がきた。
70億回以上という驚異的な再生回数が破られるはずがないと思いきや、その記録を破ったのは、まさかの童謡の「サメのかぞく(ベイビー・シャーク)」。今回「Despacito」の記録を破った「サメのかぞく」は、子供たちにカルト的な人気を誇る童謡として世界中に浸透しており、1度は耳にしたことがあるのでは?
現段階で「Despacito」の再生回数が70億4,293万回のところ、「サメのかぞく」の再生回数は70億6,840万回とわずかに2,500万回ほど「サメのかぞく」が上回っている。
「Despacito」は約3年、YouTubeの再生回数世界一という絶対王者に君臨していたけれど、まさかの「サメのかぞく」が追いあげ、首位陥落。もちろん「Despacito」が再びYouTubeでの再生回数世界一の楽曲になるという可能性は十分に考えられるけれど、現段階では「サメのかぞく」が1位となっている。
(フロントロウ編集部)