スカーレット・ヨハンソンが主演を務める来たる新作映画『ブラック・ウィドウ』のスペシャル・ブックに登場! 本作では、映画『アベンジャーズ』で言及されていた「あの謎」が解明されることを明らかにした。(フロントロウ編集部)

『アベンジャーズ』での「ブダペスト」発言とは?

 俳優のスカーレット・ヨハンソンが主演を務める新作映画『ブラック・ウィドウ』のスペシャル・ブック『Marvel's Black Widow: The Official Movie Special Book(原題)』に登場。来たる新作で、2012年に公開された映画『アベンジャーズ』で触れられたものの、謎のままとなっていた“ブダペストでの出来事“が明かされると語った。

 映画『アベンジャーズ』での「ブダペスト」発言とは、ニューヨークでアベンジャーズとして闘っていた際に、スカーレット演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウと、ジェレミー・レナー演じるクリント・バートン/ホークアイとの間で交わされた会話のなかで触れられたもの。

画像: ホークアイを演じたジェレミー・レナーと、ブラック・ウィドウを演じたスカーレット。

ホークアイを演じたジェレミー・レナーと、ブラック・ウィドウを演じたスカーレット。

 ナターシャが当時、クリントに対してニューヨークでの戦闘について「ブダペストを繰り返してるみたい」と投げかけると、クリントは「君と僕とではブダペストでの思い出が違うようだね」と返答。その後、一連のMCU作品は2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』で1つの大きな締めくくりを迎えたものの、この「ブダペスト」で何があったかについては明かされていなかった。

『ブラック・ウィドウ』は「重要な出発点」

 スカーレットによれば、映画『ブラック・ウィドウ』ではそんな“ブタペストの謎”が解明されるとのことで、『Marvel's Black Widow: The Official Movie Special Book』に登場したスカーレットは、「ブダペストで起きたことを探求するということで、私たちは意見が一致していました」と語り、映画を撮影するにあたって、ブダペストについての謎を本作で明かすことをスタッフたちと話し合っていたことを明かした。

画像: 『ブラック・ウィドウ』は「重要な出発点」

 ナターシャとクリントによる当該のやり取りについて、『アベンジャーズ』の監督を務めたジョス・ウェドンが「さりげなく」入れたものだったと説明した上で、「私たちは、もしもブダペストに戻ってそこで何が起きたかを解明しなければ、観ている人たちは不満を感じるのではないかと思ったのです」とスカーレット。

 「ナターシャの頭の中では何が起きているのかということを、私たちは頻繁に話し合っていました。思うに、ナターシャは過去に起きたことに対して罪悪感を抱えているという事実があり、そのことに悩まされているのです。未達成のままになっていることへの罪悪感が彼女について回っており、それらはすべてブダペストで起きたことに起因しているのです」とスカーレットは続けて語り、ナターシャはブダペストでの出来事にずっと悩まされてきたと回想。

 とはいえ、ブダペストでの出来事にも触れられるものの、それが本作のメインテーマというわけではないよう。スカーレットは本作が果たす役割について、次のように語っている。「『ブラック・ウィドウ』は、ブダペストで起きたことについての作品ではなく、ナターシャが抱えている重荷の重さを理解するための重要な出発点になっています」。

 映画『ブラック・ウィドウ』は当初、2020年5月1日の日本公開が予定されていたものの、度重なる延期を経て、全米での公開に先駆けて2021年4月29日(木・祝)に日本で公開される。(フロントロウ編集部)

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