追記(2020年11月21日)
チャーリー・ダミリオがインスタグラムのライブ配信を通じて涙ながらに騒動に言及。自身のもとには誹謗中傷や自殺を促すDMまで届いているとし、「私だって人間」、「今回の騒動への世間の反応を見ていたら、もうこれ以上、(インフルエンサーでいることを)続けたいかどうかわからなくなってきた」と、SNSからの離脱をほのめかす発言をした。米Vanity Fairや米Vultureは、チャーリーが今回の騒動がきっかけで失ったフォロワー数は100万人を突破したと報じている。
チャーリー・ダミリオ、「カタツムリ」が原因でフォロワーが大幅減
(2020年11月20日)2019年夏にTikTokを始めたチャーリー・ダミリオ(16)は、キュートなルックスや得意のダンス動画が話題となり、わずか1年足らずで、世界最多となるフォロワー数9,900万以上を獲得。
ギネス記録にも認定され、2020年の年収は4.2億円を突破することが予想されているほか、最近では、人気ファッションブランドのキャンペーンに登場したり、若い世代に大きな影響力を持つ立場から社会問題に声を上げるなど、活躍の場をどんどん拡大している。
そんなチャーリーは、8月末に、自身と同じくTikTokスターでシンガーとしてもデビューを果たした姉のディクシー・ダミリオ(19)と両親とともに、YouTubeチャンネルを開設。
15~20秒間という短尺のTikTok動画とはひと味違い、よりチャーリーやディクシーの素顔や両親とのコミカルなやり取りが見られる動画は好評となっているが、先日公開された、ダミリオ家のディナーの模様を撮影した動画でのチャーリーとディクシーの態度が、一部の視聴者の目には「傍若無人」「ワガママ」「調子に乗っている」といった印象に映ってしまったよう。
人気美容系YouTuberのジェームス・チャールズをサプライズゲストに迎えた自宅でのディナーで、父マークの友人でもあるという出張シェフの料理に舌鼓を打ったチャーリーたち。
ディナーは、ジェームスを囲んで始終リラックスした和やかな雰囲気で進んだが、メインディッシュのパエリアが出て来ると、ディクシーに異変が。
“食用カタツムリ”として知られるエスカルゴが入っていることに気づいたディクシーは、匂いを嗅いでえずくような仕草を見せたり、「何これ? カタツムリじゃん!」、「ウエッ、キモすぎ!」などと大袈裟に騒ぎ、一度は口に入れたものの、終いには、席を立って中庭に吐きに行くという行動を見せた。
シェフはエスカルゴを使用した理由について、“幸運をもたらす”という言い伝えがあるからと丁寧に説明したが、ディクシーは気色が悪いと連発し、チャーリーもこれに同調。パエリアの代わりに、好物の冷凍チキンナゲットである「ダイノナゲットはないの?」と口にしていた。
その模様はこちらの動画で視聴できる。
3日で50万フォロワー失う
一部の視聴者は、料理を作ってくれたシェフを目の前に、失礼で子供っぽい態度をとり続けたディクシーとチャーリーに嫌悪感を覚えたようで、批判が殺到。さらに姉妹のテーブルマナーや行儀の悪さにも視線が集まった。
米Vultureによると、チャーリーはこの動画がきっかけで、3日間で50万人ものフォロワーを失ったという。
チャーリーが一気に多くのフォロワーを失った背景には、彼女が同じ動画内でTikTokを始めてからの怒涛の1年を振り返った際、フォロワーが100万人に到達した前年の10月末から、ちょうど1年後に「1億人を突破できたら良かったのに…」とボヤいていたことが災いしている。
TODAY IN AWKWARD: Charli D’Amelio complains about not getting 100M followers in 1 year. James Charles responds “Was the 95M not enough for you?” Things get pretty awkward. Dixie D’Amelio scrambles to end video. James takes over and does outro. Charli is left confused. pic.twitter.com/t13aTmbR2h
— Def Noodles (@defnoodles) November 16, 2020
チャールズから、すかさず「9500万人じゃ不満なの!?」(※)とツッコミを入れられたチャーリーは、「1億人のほうがキリがいいから…」とイタズラっぽく答えていたが、この発言が鼻につくと感じた人々は「9000万人以上の人たちが、貴重な時間を自分のために割いて注目してくれたり、フォローボタンを押してくれたっていう大事なことを忘れてるんじゃない? 」などとコメント。謙虚さが足りず、調子に乗っていると感じた人たちが、チャーリーとディクシーを続々アンフォローしているというわけ。
※10月末の時点でのチャーリーのフォロワー数は9500万人だった
ディクシーが「真相」を説明
自分がエスカルゴに拒否反応を示したことがきっかけで、一大騒動に発展していることを受け、ディクシーはTikTok動画で人々から寄せられた批判や中傷のDMを公開。「こういうコメントをしようと思っている人のために、真相を伝えておくね」と、エスカルゴは動画の撮影スタッフによる彼女へのドッキリだったと説明。
スタッフは、ディクシーのリアクションを見るために、わざとエスカルゴを使ってシェフに料理してもらったとといい、シェフとは家族ぐるみの付き合いで、彼を傷つけるつもりはなかった、自分はフォロワーにも一緒に働くスタッフにも「心から感謝している」ため、誤解されたままではいたくないなどとコメントした。
@dixiedamelio -video...anyways, not posting this for any other reason than to share the truth of something that was ridiculously blown out of proportion...
♬ original sound - Dixie D’Amelio
「エスカルゴはスタッフの指示によるもの」という説を、シェフのアーロン・メイも米The Hollywood Fixとのインタビューで認めており、世間からの批判は「行き過ぎ」だと、自分はまったく気分を害されてはいないとダメリオ姉妹を擁護している。
ディナーの席にいたジェームスも、「チャーリーが置かれている状況には僕は納得がいかない。彼女は、たった1年で1億人近いフォロワーを獲得したんだよ。そんな子に急に完璧なロールモデル(行動のお手本とする存在)になれと? 食べ物の好き嫌いがあるから、フォロワー数に関してジョークを言っただけで死の脅迫を受けなきゃならないなんて信じられない。30代の大人たちが半分くらいの年齢の子を寄ってたかっていじめてるなんて…何だか聞いたことある話だね」とツイート。チャーリーやディクシーへの中傷が激化して、殺害の脅しまで寄せられていることを示唆しながら、自分にも過去に同様のバッシングを受けた経験があると、ネットいじめに警鐘を鳴らした。(フロントロウ編集部)