ワン・ダイレクションのメンバーであるルイ・トムリンソンが、母親と妹を亡くした後で得た前向きさについて語った。(フロントロウ編集部)

ルイが母親と妹の死について言及

 2020年2月に待望のデビューアルバム『ウォールズ』をリリースしてソロアーティストとしての活動を本格化させたルイは今回、英Telegraphとのインタビューに応じて、母ジョアンナと妹フェリシティを亡くしたことについて言及した。

 ルイは、2人の家族を亡くしたことでいかに自身の心境が変化したかについて、「僕は人生で本当に暗い時期を経験したから、そのことで楽観的な考え方をできるようになったと思う」と語っている。「僕が経験してきたことを踏まえながら、広い視野で見てみると、日常生活における問題というのは、それほど大したものじゃないんじゃないかって思えてくるんだよ」。

画像: ルイが母親と妹の死について言及

 インタビューのなかで、ルイは『ウォールズ』からのシングル「Two Of Us(トゥー・オブ・アス)」についても語っている。「Two Of Us」は、他界した母に捧げた楽曲で、ルイはこの曲で次のように歌っている「僕がどれだけあなたを恋しく思っているか、あなたには分からないでしょう/あの日、あなたを奪われてしまったんだ、僕が代わってあげられていたらと思うよ」。

 「時々、僕のストーリーやアルバムはちょっとばかり重かったり悲しかったりするけどさ」と前置きした上で、「あなたもきっと気づいていると思うけど、これは僕ではないんだ」とルイは語り、母親の死を今では乗り越えられていると伝えた。

 加えて、ルイは母親と妹を亡くしたことで、「周囲の人たちには、僕のことを『可哀想』だと思ってほしくない」とも語っている。「それは本当にやめてほしいんだ」として、前向きな気持ちを持てていることを改めて明言した。(フロントロウ編集部)

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