ディズニー・チャンネルでブレイクを果たしたゼンデイヤ
2019年に公開された主演ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』での高い演技力が評価され、米テレビ界最高峰のアワードであるエミー賞にて、史上最年少で今年の最優秀主演女優賞を受賞したゼンデイヤ。
『ユーフォリア』のみならず、これまでMCU版『スパイダーマン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』など数々の注目作に出演したり、今後も、新型コロナ禍で『ユーフォリア』のクリエイターと共に秘密裏に製作していた映画『Malcolm & Marie(マルコム・アンド・マリー/原題)』の配信が決定しているなど、24歳にして世代を代表する名俳優の1人となっているゼンデイヤだけれど、ご存知の通り、彼女は当時14歳だった2010年にベラ・ソーンと共にW主演を務めたディズニー・チャンネルのドラマ『シェキラ!』でブレイクを果たした元ディズニー・スター。
『シェキラ!』でティーンの間のスターとなった後で、2017年に公開された映画『スパイダーマン:ホームカミング』でMJを演じて映画俳優としてもその名を広めたゼンデイヤ。俳優として順調にキャリアを歩んできた印象がある彼女だけれど、ディズニー・スターとしてブレイクした後で、伸び悩んでいた時期があったという。
『ユーフォリア』が次のフェーズに進めてくれた
ゼンデイヤによれば、『ユーフォリア』のクリエイターであるサム・レヴィンソンが書いた同シリーズの脚本を読んだことがキャリアの一つの転機になったのだそう。
豪Courier Mailとのインタビューとの中で、ゼンデイヤは当時の心境について「キャリアにおける『昔のフェーズ』のような段階を終えて、奇妙な立ち位置に置かれていたの。特に何もやることがない時期を過ごして、かなりストレスが溜まってた」と振り返っている。
「仕事をしなければ、何もかも消えてしまうんじゃないかって思ってた。空虚な時間を過ごしていたんだけど、そうは言っても、ただ何かをやりたいという理由で何かに手を出したくはなかった。多くの脚本を読んだけど、どれも相応しいものには感じなかったの」と語ったゼンデイヤ。そんな時に出会ったのが『ユーフォリア』だったといい、彼女は本シリーズの脚本を読んだ時のことを回想している。
「『ユーフォリア』は、私が初めて夢中になって読めた作品の一つで、その感情が読んでいる間じゅう、ずっと続いたの。恋に落ちていることを感じたし、そのことを自覚してた」とゼンデイヤは語り、夢中になれる『ユーフォリア』という作品と出会えたことで、キャリアにおける次のステップに進むことができたと振り返った。
シーズン2の制作も決定している『ユーフォリア』は、ファーストシーズンとセカンドシーズンの「橋渡し」となる2本のエピソードが公開されることが決定しており、1本目となるボーナスエピソードは、米現地時間12月6日にHBOで配信される。
1本目となるボーナスエピソードのトレーラー映像はこちら。
(フロントロウ編集部)