史上初めてフォロワー1億人を突破した16歳のTikTokerであるチャーリー・ダミリオが、自身の顔を他の人物の裸の画像と合成されるという、悪質な被害に悩まされていることを告白した。(フロントロウ編集部)

TikTokerもディープフェイクの被害に

 近年、ここ日本でも女性芸能人の顔がポルノ動画に合成されるなどして問題になっている“ディープフェイク”。ディープフェイクとは、AIの“ディープラーニング(深層学習)”技術と、偽物を意味する“フェイク”を組み合わせた言葉で、AIの最新技術を駆使して、まるで本物かのように高精度で作られた動画のことを指す。

 ディープフェイクの被害に悩まされているのは、4,500万人を超えるフォロワーを持つTikTokerであるディクシー・ダミリオも例外ではないようで、ディクシーは今年9月、自身の顔写真を使ったディープフェイク動画に悩まされていることを告白していた。

画像: チャーリー・ダミリオ(左)とディクシー・ダミリオ(右)。

チャーリー・ダミリオ(左)とディクシー・ダミリオ(右)。

チャーリーも加工されたフェイク画像の被害に

 さらに、ディクシーの妹で、TikTokerとして初めてフォロワー1億人の大台を突破したチャーリー・ダミリオもそうした高い加工技術の被害に遭っているようで、彼女は今回、さらに悪質な被害に悩まされていることを告白。ディクシーと姉妹で出演しているポッドキャスト『CHARLI AND DIXIE: 2 CHIX』のなかで、インターネット上に流出している、加工された自身の画像について言及した。

 チャーリーによれば、「誰かが、どのくらい前のものか分からない私のTikTok動画のスクリーンショットを保存していて、それに水着を着させられている」という画像が出回っているそうで、その画像では「水着の上の部分を脱いでいるかのように加工されている」と告白。「それで、その人たちはその画像が『流出』したかのように装うの。私のアカウントには元の動画が載っているのに」とチャーリーは続けて語り、そうした加工された画像が、あたかもチャーリー本人のものであるかのようにネット上に流出していると指摘した。

画像: チャーリーも加工されたフェイク画像の被害に

 チャーリーによれば、そんな自身の加工された画像を“本物”だと信じてしまう人たちも中にはいるようで、「フォロワーのみんなは『はいはい、こんなの110%フェイクでしょ』って感じなんだけど、信じてしまう人たちもいる!」と彼女は訴えている。

 フォロワーの中には幼い子供たちもたくさんいるチャーリーは番組のなかで、「いずれにせよ、インターネットで見たものをすべて信じてしまってはだめ」とオーディエンスに呼びかけており、「あまりにバカバカしいから、こんなこと言うまでもないと思っていたんだけど」と前置きした上で、「このことを知らせておくことが大切だと思ったの」と説明。

 「そういうわけで、もし私っぽい何かを見ても、それは私じゃないよ」とチャーリーは続けて語り、自身の画像を見ても、まずは本物か疑うところから始めてほしいと訴えた。(フロントロウ編集部)

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