マーベル初のドラマ、テーマソングは『アナ雪』ペアが制作
マーベル・スタジオが再始動する2021年1本目の作品であるドラマ『ワンダヴィジョン』。同作は、『アベンジャーズ』シリーズでお馴染みのカップル、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチとヴィジョンを主人公にしたシットコム。
アメリカ郊外で暮らす新婚カップル、ワンダとヴィジョンを演じる、エリザベス・オルセンとポール・ベタニーのコメディ演技に注目が集まるなか、その影に隠れた、MCUの世界を揺るがすであろうミステリーにも注目が集まっている。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェイズ4を幕開けるこの重要作のテーマソングを制作したのは、なんと、映画『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を生み出したクリステン&ロバート・ロペス夫妻。楽曲制作を通して、エミー賞・グラミー賞・アカデミー賞・トニー賞の4つの賞を受賞する“EGOT”を10年という最短記録で達成したロペス夫妻が、本作で初めてマーベルの世界に仲間入りを果たすことに。著名な夫妻を起用したことからも、マーベルが『ワンダヴィジョン』にかける本気度が伝わってくる。
テーマソングの歌詞では何を歌っている?
『ワンダヴィジョン』のUS版TVスポット60秒では、ロペス夫妻が書き下ろした、往年のシットコムらしいポップでファミリー感あふれるメロディが、ワンダとヴィジョンの愛でいっぱいの新婚生活を彩る。これまでのマーベル作品とはガラリと違う作品の雰囲気づくりに参加したロペス夫妻は、なんと、『ワンダヴィジョン』のマット・シャックマン監督とは大学時代からの旧友だそうで、テーマソング制作について以下のようにコメント。
「大学からの古い友人でもある監督のマット・シャックマンが私たちに声をかけたとき、こんな話がくるなんで思いもしなかった」
「この作品の不穏な要素が入り混じった明るいシットコムの雰囲気をとても気に入ったし、本作のトーンに合わせた曲を作るのはとてもいい挑戦だった」
『ワンダヴィジョン』US版TVスポット60秒
そして気になるのが、ロペス夫妻制作の『ワンダヴィジョン』テーマソングで何が歌われているのかということ。US版60秒スポットで歌われている歌詞は以下のとおり。
“They're a newlywed couple.
Just moved to town.
A regular husband and wife.
WandaVision”
「2人は新婚カップル
町に引っ越してきたばかり
どこにでもいる夫と妻
ワンダヴィジョン」
強力なスーパーパワーを持つワンダと人造人間であるヴィジョンが幸せな新生活をスタートさせていることが伝わってくる歌詞だけれど、その歌詞をバックに流れる不穏なシーンが差し込まれる映像では、2人が“どこにでもいる”カップルではないことは歴然。シットコムらしいほのぼのとした雰囲気と、見かけ通りではないと思われるミステリアスな展開のギャップが期待をかき立てる。
ドラマ『ワンダヴィジョン』は、1月15日(金)にDisney+ (ディズニープラス)で日米同時配信スタートする。(フロントロウ編集部)