ビリー・アイリッシュの足元に注目
現在19歳のシンガー、ビリー・アイリッシュは幅広い年齢層の人々の心に響く独特の音楽性にくわえて、Z世代のファッションアイコンとしても注目を浴びる存在。
ジェンダーの枠にとらわれず、あえて体のラインを見せないダボダボなシルエットの洋服を好んで身につけるビリーの個性的なスタイルをマネするファンは多く、新しいトレンドを生み出すカリスマとしても知られている。
そんなビリーが、最近お気に入りらしい愛用ブーツをインスタグラムで紹介。
普段は肌を露出しないビリーにしてはめずらしく、膝より上の丈のスカートもしくはキュロットを着用した脚の写真を投稿したビリーは、丸みのある近未来的なデザインの厚底ブーツに黒いリブ編みのルーズなレッグウォーマーを組み合わせた足元スタイルを披露。
このブーツがイギリス・ロンドン発のシューズブランド、Swear(スウェア)のものであることがわかるよう、タグ付けした。
厚底ブーツにレッグフォーマーを組み合わせたこのスタイル、どこか見覚えはないだろうか?
そう、色こそブラックで統一されているが、まるで1990年代に日本の女子高生たちの間で大流行した「ルーズソックス」と、歌手の安室奈美恵を敬愛する“アムラー”たちがこぞって履いていた「厚底シューズ」を組み合わせたようなシルエットに仕上がっている!
ここ数年、世界的に80年代から90年代のエッセンスを感じるアイテムやスタイリングが10代~20代の若い世代を中心にトレンドとなっているが、そのど真ん中であるビリーも、かつてコギャルたちの定番と言われたアイテムを近未来チックに昇華させたかのうような足元スタイルを披露した。
ちなみにSwearの厚底ブーツはレッグウォーマーを着けずに着用するとこんな感じ。
450ドル(約4万6千円)で販売されているクセ強めなこのブーツには、「Exterminator(絶滅させる人/害虫駆除業者)」という、何ともクールな名前がつけられており、シンプルなコーディネートに合わせるだけで一瞬にして“サイバー感”が出るアイテムとなっている。
日本でも女子中高生の間でルーズソックスの人気が再燃しつつあるけれど、トレンドセッターのビリーが着用した影響で、2021年は厚底シューズにレッグウォーマーやルーズソックスを合わせた、重めシルエットの足元が世界的に流行るかも? (フロントロウ編集部)