MCU初のドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』
『ワンダヴィジョン』はマーベル・スタジオによる初のオリジナルドラマシリーズ。2021年1月15日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信が開始され人気を博している。
本作は、アベンジャーズメンバーのワンダとヴィジョンを主人公に、2019年公開の映画『アベンジャーズ／エンドゲーム』のその後を描いた作品。古典的なホームコメディをベースに、マーベルがシットコム（シチュエーション・コメディ）というジャンルに初めて挑む。
そんな『ワンダヴィジョン』のショーランナーであるジャック・シェイファーは米Comic Book.comのインタビューで、本作の制作現場における多様性について明かした。
『ワンダヴィジョン』の多様性に富んだ制作現場
ジャックによると、『ワンダヴィジョン』の脚本家8人のうち4人が女性であり、彼女を含め役員やスタッフを加えると、ライター陣の過半数が女性であるという。
ジャックはその状況について「信じられないほど意図的で、マーベルによって積極的に後押しされていた」とコメント。つまり、マーベル・スタジオが率先して、映像制作界で取り残されがちになる有能な人々を傭、スタッフが多様な人々で構成されるようにしたということ。
彼女は続けて「女性や有色人種、様々な背景や視点を持った人たちが必要だと非常に強く感じた。物語はより多角的な視点があった方がよくなると信じているのです」と語った。
「レプリゼンテーションに前向きなプロジェクトを選択する」とショーランナー
マーベル・スタジオ初の女性主導の映画『キャプテンマーベル』で共同脚本を務め、2021年公開予定の映画『ブラックウィドウ』でも脚本を執筆したジャックは「私は前向きなレプリゼンテーションをするプロジェクトを選択する」と言った。
ジャック・シェイファー
続けて、「私たちは女性を目にする必要があり、有色人種の人々を目にする必要があり、微妙な経験の差を目にする必要があり、さまざまな視点を画面上で目にする必要がある」と言い、さらに「私は、視点をより良く変えることに関心のある人々と働きたい。私たちが目指し、話し合うことができる世界をスクリーンに映し出し、私の子供たちのためにより良い世界を作り出す方向に進めようとする人々と働きたい」と述べた。
大々的には宣伝されていないけれど、『ワンダヴィジョン』もマーベル・スタジオが取り組む多様性あるものづくり政策の一環にあるということ。そんなドラマ『ワンダヴィジョン』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。（フロントロウ編集部）
