ロザリアとコラボした新曲「Lo Vas A Olvidar (You Will Forget Her) / ロ・バス・ア・オルビダール」で初めてスペイン語での歌唱に挑戦したビリー・アイリッシュが、これまでもずっと英語以外の楽曲にも惹かれてきたことを告白した。(フロントロウ編集部)

ロザリアとの新曲で初めてスペイン語で歌唱したビリー・アイリッシュ

 ビリー・アイリッシュがApple Musicとのインタビューのなかで、日本時間1月22日にリリースしたロザリアとのコラボ曲「Lo Vas A Olvidar (You Will Forget Her) / ロ・バス・ア・オルビダール」を制作した時のことを振り返った。

画像: ロザリアとの新曲で初めてスペイン語で歌唱したビリー・アイリッシュ

 スペイン出身のロザリアとの待望のコラボとなった「Lo Vas A Olvidar」は、ビリーが初めてスペイン語で歌唱した楽曲となっていて、「今も私を恋しく思っていたら教えて」というロザリアの言葉に、「まだ私を許していないのなら教えて」とビリーが返すパートから始まる同曲で、ビリーは英語とスペイン語を織り交ぜながらロザリアと見事なデュエットを披露している。

「英語ではない音楽が大好きだった」とビリー

 「Lo Vas A Olvidar」は、大部分を2019年に書いた後で、ロックダウン中に仕上げられた楽曲となっている。ビリーはApple Musicとのインタビューでロザリアとの楽曲制作について振り返り、「ロザリアは、今まで開けようとしてこなかった私の中の小さな通路を開いてくれた」とロザリアへの感謝を述べた上で、「この曲の大部分がスペイン語だけど、それはとても重要だと私は思ってる」と、スペイン語で歌唱していることこそが楽曲における重要な部分だと語った。

画像: 「英語ではない音楽が大好きだった」とビリー

 「曲を書いていた時に、ロザリアから『英語のほうがいいよ』って言われたんだけど、私は『いや、ダメ。スペイン語のほうがいい。素敵だから』って返したのを覚えてる」と、ロザリアから当初は英語で書くことを提案されていたものの、それを断ったことを明かしたビリーは、「私はずっと、英語ではない音楽が大好きだった。自分では話せない言語で歌われる音楽でも、好きな音楽がたくさんある。私は今までずっと、そういう音楽に興味をそそられてきたの」と続けて語り、英語ではない言語で歌われる楽曲にもずっと高い関心を持っていたことを告白した。

 「好きなロシア語の曲はたくさんあるし、スペイン語の曲も、フランス語の曲もそう。だから、(スペイン語で歌うことは)この曲において最も重要なことだったの」とビリーはスペイン語で歌ったことの重要性を改めて強調した上で、レコーディングを次のように振り返った。「ロザリアが歌詞の意味を教えてくれたんだけど、私にとってはもっと多くを意味するものになった。『素敵だね。伝えていることも素敵だし、感情も素敵』って思ったの。すごく楽しかった」。

 スペイン語を筆頭に、ロシア語やフランス語の楽曲への興味を明かしてくれたビリーだけれど、日本のファンとしては、果たしてビリーが日本語の音楽を聴いているのかも気になるところ。

 ちなみに、同じインタビューのなかで、ビリーは「私には選択肢があるかのようにあなたは言うけど/私が大切じゃないなら、あなたは毒なんて吐き出していないはず」と歌う「Lo Vas A Olvidar」の最後のフレーズを、ロックダウン中に家族全員で書き上げたことも明かしている。(フロントロウ編集部)

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